エガワヒロシ×田村直希

#24「潜水」

金髪刺青ギタリストにしてメランコリックな写真家の田村直希君とのコラボレーション。24回目。 「潜水」 息を止めて潜るんだ 苦しくなんかないよ ゆっくりゆっくり潜ればいい 手足がしびれて、意識が遠くなったら 力をゆっくり抜けばいい そのうちどこかを漂…

#23「かくれんぼ」

金髪刺青ギタリストにしてメランコリックな写真家の田村直希君とのコラボレーション。23回目。 「かくれんぼ」 そこに隠れているんでしょ? さあ、早く出ておいでよ 喉もカラカラに渇いているから 君とビールでも飲みたいんだよ それでも姿を現さない君に 僕…

#22「ミライ」

金髪刺青ギタリストにしてメランコリックな写真家の田村直希君とのコラボレーション。22回目。久しぶりだな。 「ミライ」 とても静かな夕暮れ。 聞こえてくるのは僕の息使いだけ。 ベッドから見える風景が、 僕の頭を麻痺させる。 痛くも痒くもありゃしな…

#21 「水底」

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション。すげー久しぶり。 「水底」 どこまでもキレイな空が 君の住む街まで続いているのなら それはきっと君が幸せな印 それを祝福できない自分なんて 太陽の裏側が一番合ってるんだろう それにしても…

#20「マボロシ」

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション20回目。 「マボロシ」 君のマボロシを見たよ とても淡くて、透明な君を 抱きしめようと前に出たら もうそこにはいなかったんだ 夕暮れの親切なプレゼントは 今の僕には苦すぎる 零れ落ちた僕の…

#19 夕暮れ

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション19回目。 「夕暮れ」 夕暮れが明日への入り口だとしたら 僕はその先が恐くてしょうがないんだ 夕暮れが今日の行き止まりだとしたら 僕はどこにも行くことができないんだ 今日も街は紅く染まり 僕…

「森の向こう側」

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション18回目。 「森の向こう側」 森の向こう側は恐いから、行っちゃだめっていつも言われてた。 森の向こう側を見つめる僕を見て、母はいつもそう言った。 そんな時の母親の声はいつも優しかった。 初…

#17「リュックサック」

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション17回目。 「リュックサック」 僕たちはいつも、何かを拾い、何かを捨てていくんだ 僕らのリュックには限りがあるから、 大切なものを置いていかなきゃならない時もある。 でも君より大切なものな…

#16

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション。16回目。今回はボクの娘誕生のために田村君が選んでくれた写真をセレクト!! 「光」 未来に光があるのかは 誰にもわからない でも光を信じる者だけが 光へ向かって歩いていける 本当は自信が…

#15「一本道」

金髪刺青ギタリストにして写真家、田村君とのコラボレーション15回目。 「一本道」 一本道は必ず行き止まると言ったのは君だったかな? もっとバランスとか、もっと広い視野でとか、いろいろ言うけどさ 僕は真っ直ぐ進むしかないんだよ だってこの一本道の先…

「甘い匂い」

金髪入墨ギタリスト、田村君とのコラボレーション14回目。今年初になります。ちょっとさぼってたね。 「甘い匂い」 君の匂いがして、僕は振り向いた。 君はただ笑って、大きな目をさらに大きくしてた。 僕達は何も持ってなかったね。 握り締めるものがなくて…

ボンヤリ

金髪入墨ギタリスト、田村君とのコラボレーション13回目。今年最後になります。 「ボンヤリ」 不満があるわけでも、文句がある訳でもないんだよ。 夢を見ているわけでも、現実が苦しいわけでもない。 別に寂しくもないし、つらくもない。 もちろんうれしい訳…

#12「狂い咲く/傍観者」

金髪刺青ギタリストにして写真家、田村君とのコラボレーション第12回。 「狂い咲く/傍観者」 モノクロの僕の生活に、 グロテスクなまでにカラフルで、キレイな女性が現れた。 彼女は緑色の目をして、黄色いくちびるで、青い耳たぶをしていた。 彼女は言っ…

何もない日々

金髪刺青ギタリストで写真家の田村君とのコラボレーション11回目。 「何もない日々」 何もない穏やかな日々が、僕のことを追い詰めるんだ。 太陽は穏やかに僕の頭上で笑い、 小犬がしっぽを振って走り回る。 誰もが幸せそうで、そして僕だって幸せなはずな…

#10「バニラ」

金髪刺青ギタリスト田村君とのコラボレーション10回目。 「バニラ」 あぁ、今にもボクは溶けてなくなりそうだ。 よだれをたらして、地面に倒れこんだまま、 ボクの後悔と快楽と羞恥心が、白く広がっていく。 誰かがボクを踏みつけて、靴底に甘い匂いが張り付…

#9「聖者の行進」

金髪刺青ギタリストにして写真家の田村君とのコラボレーション9回目。 「聖者の行進」 雨上がりの夜のアスファルトは、 ネオンに照らされてキラキラ光り、 まるで落ちこぼれの星たちが寄り集まっているみたいだ。 そんな天の川の上を、落ちこぼれの僕たちが…

エガワヒロシ×田村直希#8

金髪刺青ギタリストにして写真家、田村君とのコラボレーション8回目。 「酸素ボンベ」 海の底では光が遠い。 着飾った深海魚の毒々しい色使いも、 暗くて何も意味を成さない。 いつまでこの場所にいなくちゃいけないんだろう? 水面を見上げる魚のように、 …

エガワヒロシ×田村直希#6

刺青金髪ギタリストにして写真家の田村君とエガワヒロシのコラボレーション6回目。各方面から絶賛の声をいただいてます。本にしたい、サイトを作らせてくれ、などの応援お待ちしています。ま、まず続けることだね。それでは今回はこの写真。 「赤い傘」 や…

エガワヒロシ×田村直希#5

田村君写真とボクの文章のコラボ5回目 「曲がり角」 曲がり角を曲がったら、どんな世界が待っているのだろう? ボクを曲がり角へ向かわせたのは、そんな好奇心ではなく、 未来への期待でもなく、ただ現在地にいることへの不安感だった。 どうにか曲がり角の…

エガワヒロシ×田村直希#4

田村君の写真とのコラボ、4回目。 「明日がいいな」 明日がボクの頭の中にある未来より、明るかったらいいな。 明日は気がついたら出てしまうため息が、少なかったらいいな。 明日は朝ごはんが、温かければいいな。 明日はもっと上手く笑えたらいいな。 明…

エガワヒロシ×田村直希#3

田村君写真とボクの文章のコラボレーション3回目 「ボクのスニーカー」 このスニーカーがあれば、何処へでも行けると思っていたんだ。 サハラ砂漠も、スエズ運河も、ナイル川も、 北極にだって行けると思ってた。 鼻を垂らしたボクの世界は、半径1キロにも…

エガワヒロシ×田村直希#2

田村君写真とボクの文章のコラボレーション2回目 「僕に出来ること」 我輩は猫であるなんて、 そんな当たり前のことを言ってみたい夜があるんだよ。 やりきれないことがあった日は、こうして寝て過ごすんだ。 どうして僕が猫なのか?誰か教えてくれないか?…

エガワヒロシ×田村直希

うちのギタリストの田村君は写真家としても本当に素晴らしいので、彼の写真とボクの言葉でコラボレートすることにしました。彼の写真を見て詩というか文章をつけたいと思います。最低でも週に1回くらいは書きたいかと思ってます。本当はサイトとか専用に立…