持ってる女


最近学童からの帰り道、いつもたおのことを待ってる猫がいます。とても臆病な猫で、最初はちょっと近づくだけで逃げちゃったんだけど、たおが粘り強く、遠くから屈みこんで近づき、少しずつ距離を縮めて仲良くなった猫ちゃん。今では猫の方からもたおに寄ってきます。

昨日もその猫はたおのことを待ってました。その猫の飼い主はおばあちゃん。上品で感じの良いおばあちゃんで、おばあちゃんもたおが好きみたいで、良く帰る時間にいるようになりました。そして昨日も猫を撫でながらおばあちゃんとお話をしてました。

おばあちゃんが「学校の勉強では何が好き?」と聞きます。たおは即答で「体育!」と答えます。おばあちゃんは「あらそうなの。鉄棒とか一輪車とかしてるのかな?」と聞くので、一輪車の言葉に即反応するたお。「一輪車得意だよ!学校で二番目に上手いの!二年生なのに!」と自慢げに答える。すると「あら!じゃあちょっと待ってて!」と答えて家の中に入っていくおばあちゃん。

そして戻ってきたおばあちゃんが持って来たのは一枚の写真。「おばあちゃんの孫もね、一輪車やってるのよ」と一輪車の大会に出ているお孫さんの写真を見せてくれて。そして話を聞いていると、なんと!現在21歳のそのお孫さん、日本で2位になった人!めちゃくちゃな実力者!びっくり!お父さんがこの奇遇な出会いにたまげている中、たおは「ふーん」と猫を撫でるのに夢中で反応なし…。たお、お前はめちゃくちゃラッキーな出会いをしてるんだぞ。一輪車のプロになりたいたおには、最高の出会いなのに。まったく。

おばあちゃんにたおも一輪車の大会に出ることを伝えると、「あら、見に行きたいわ!」と言ってくれて。お孫さんも大会とか見に行きたがってるというから、もしかしたら出会えるかも。猫が繋いでくれた出会いは何が新しいところに転がりそうな気配。たおはラッキーガールだなあ。

僕は何がを成し遂げる人には、幸運な出会いが必須だと思ってて。一応ミュージシャンになれた僕には、20代始めの何も肩書きもない頃に、今はインターFMなどでも人気のジョージウィリアムスと、吉本の本田みずほに出会ってたり、本格的に動き出す前に、少しだけ扉が開くようなことがあった。この少しだけ扉が開くようなことってとても大事で、それがないと実際に扉が開いた時にそこに向かって走れなかったりする。びっくりして立ち止まっちゃう感じで。でも、少しだけ扉が開くのは、実力云々よりも幸運がないとなかなか起きない。そしてそれが「持ってる」ってやつかなと。

たおは何か持ってる気がします。親の欲目、もしくは希望的観測を込めて。楽しさと優しさを忘れない子には神様が幸運をくれるのかもしれない。まあどこを見ても恵まれた子だよ。我が子ながら。


<ソロ>
7/14(金)高円寺HIGH
エガワヒロシPRESENTSフワリカ!! 〜Crescendo〜」
出演:エガワヒロシwithミムラス/橋本孝志(the MADRAS)with遊佐春菜(壊れかけのテープレコーダーズ) /小林建樹/イシヅヤシン
FOOD:ねこのて食堂
OPEN/START 18:30/19:00
ADV/DOOR¥2,500/¥3,000

エガワヒロシのチートロたこやき>
6/24(土)
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高円寺HIGH 高円寺ampcafe同時開催
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