タイアップ

ボクもテレビ番組のエンディングテーマ(アンビリーバボーとかマネきんとか・・あとわすれた)やCM(風邪薬やスキー場など)なんかに使われたことがあります。いわゆるタイアップというやつです。タイアップについてお茶の間のみなさんが大きく勘違いしてるのが、「CMに使われて儲かっていいね〜」とか言う人がけっこういますが、それはまったく真逆!!お金払ってるのです!!通常CMなんかに楽曲を使うと楽曲使用料をCMしている側が払わなければいけないのですが、実際そんなの払ってたら大変ですから、ウラ技が必要になります。それは、簡単に言うとその曲の持ち主になってしまうというウラ技。自分の曲を自分で使っているから自分にお金が入ってくる仕組み。本当に良く出来ているよー。まあもうちょっと突っ込んで話すと、出版権という楽曲使用に関する権利があって、その何割かをそのCMの権利を持っている出版管理会社に渡すという形。ある超有名曲なんかは全部渡してテレビドラマの主題歌になったりするのです。なので売れても売れてもお金入ってこない。

この形は音楽を歪めることもあります。たとえばテレビ番組でドキュメンタリー風にバンドを追っていく成長物語みたいな番組ってあるじゃないですか?あれは要するにバンドの宣伝番組でしかないんですよ。だってテレビ局はあれで音楽が流れたら自分のところにお金が入ってくるし、さらにそいつらの曲が売れたらその売り上げも入ってくる。宣伝費使わずに丸儲け!!みたいな話です。それが良質の音楽であるなら特に問題もないのですが、明らかに訳のわからない事務所の訳のわからないバンドが放送作家の書いた物語に沿って物語を進めるとその物語の効果で良い音楽と一般の人が認識してしまうことも多いのです。まあ、もちろん良い音楽なんて感覚ですから、その人たちは本当に感動しているのかもしれないけど・・・。

あと、ボクが聞いた話では、ある大手事務所では、作家による楽曲が相当数ストックされており、クライアントから話が来るとまず楽曲をどれにするか決めるそうです。そしてその曲を事務所所属アーティスト何組かが歌い、どのアーティストが良いかはクライアントが決めて、そのアーティストが作品としてリリースするわけです!!完全にタイアップありき。工場製品だよね、もう。でもここは80年代中盤から90年代、まあ現在もヒット飛ばしまくりですから、商業行為としてはまちがっていない。特徴はビデオが全部無表情なやつですね。予算まったくかけてないビデオ。そりゃあそうですよ、アーティストの作品ではないですから。しかしこういう人たちがアーティスト顔しているとやっぱりイライラします。アーティストと自分で言いたいならその事務所は辞めるべきだろ?って思います。っていうか何が面白くてそんなことやってるんだろう?そこの所属アーティストは。自分の作品も作れないのに。

音楽業界にはただ業界にいたいだけの人が多すぎます。一般の世界よりもかなりおかしな世界。ボクはどちらの世界も見てますから。でも何か魅力があるんでしょうねぇ。タイアップというものはその辺の醜さがよく表れるところですね。まあしかしたまには良いタイアップもありますけどね。監督さんがその楽曲に惚れて・・みたいな。でもその物語さえ利用しているパターンもあるので・・。みなさんだまされないように。まったく。