金髪刺青ギタリスト田村君とのコラボレーション10回目。
「バニラ」
あぁ、今にもボクは溶けてなくなりそうだ。
よだれをたらして、地面に倒れこんだまま、
ボクの後悔と快楽と羞恥心が、白く広がっていく。
誰かがボクを踏みつけて、靴底に甘い匂いが張り付いた。
何度も何度も踏みつけられて、やがてボクは消え去っていくんだ。
あぁ、君の舌と唇を、白く汚してしまうつもりだったのに。
太陽なんて大キライさ。
いつだって眩し過ぎるんだ。
誰かがそんな言い訳してたな。
ボクもその意見に1票入れよう。
本当に眩しいんだよ。
どこまでも追いかけて来やがって。
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