39歳の誕生日を前にして、たおが教えてくれたこと

7月24日は誕生日。明日で39歳になります。サンキューの年なので人への感謝を忘れない1年にしたい。そう思っております。はい。

まあ39歳の1年もたお一色の年になるでしょう。たおが生まれてから本当に変わった。そう決定的に変わったことがひとつある。それは過去に戻ることを妄想しなくなったこと。

僕は高校生の頃、ちょっと頭がイカれてて、ずっと中学校に戻る妄想に取り付かれていた。高校がいやでしょうがなくて、楽しかった中学校に戻る妄想ですべての現実をシャットダウンしていたのだ。なので高校生活の中で何があっても「どうせ中学に戻るからいいや」みたいに思ってた。真剣に。やばい状態。それでも初ライブが決まってから未来を見ることが出来るようになり、その世界からは脱出はできた。ある意味音楽に救われて。でもその後も昔に戻る妄想というのは止まらなかった。ある時は20歳に戻る妄想、ある時はデビュー前に戻る妄想。いつだってそこに戻ってやり直せば、もっとうまくいくんだと思ってた。まあ現実逃避でしかないよね。甘えの極致。

でもたおが生まれてから、その甘えがなくなった。例えば20歳に戻ったとしよう。僕は適切なタイミングで、適切な曲をリリースして、適切なミュージシャンも起用して、最高のアルバムを作り最高の評価を得る。きっとお金もたくさん入ってくるんだろう。女の人にもモテるはずだ。そしてその後に今の嫁に出会って(妄想の中でも今の嫁がいいのだ)、2人で暮らしたとしよう。最高の暮らしと幸せな生活。



でもそこにたおはいない・・・。



きっと可愛い子供も生まれてると思う。僕と嫁の子供だ。可愛い子だと思う。でもその子はたおじゃないんだ。たおが生まれるには今までの人生を生きて、いろんなミスをして、いろんなひどいこともして、いろんな人を傷つけて、最高も最低も潜り抜けて、そして今の嫁に出会って、長い時間をすごして、あのタイミングで生まれなければたおじゃないんだ。たおが生まれるにはいろんな偶然が絡み合わないといけない。奇跡が起きないといけないんだ。だから僕はもう過去に戻りたくはない。どんなに音楽が認められようと、どんなに金持ちになってようと、もしくはどんなに嫁が幸せになろうと、今のたおがいないのはいやなんだ。たおと嫁と3人で生きていくのが最高なんだ。この3人じゃなきゃ幸せじゃないんだ。

とにかく今を生きること。40歳を前にして、そんな大切なことをたおに教えてもらいました。39歳の1年間も今を生きて、たくさんの音楽を奏でて、たくさんの笑顔を巻き起こして、世界中を少しでもハッピーにしていきたいと思います。僕に出来ることを僕らしく。楽しいパレードの始まり。

そしてそこでたおが笑っているんです。幸せそうに笑っているんです。たお、お父さんの誕生日祝いに、とびきりの笑顔をおくれよ!!幸せな笑顔をおくれよ!!




たお、生まれてきてくれてありがとう。たおのお父さんでよかったよ。