「RECKLESS」/BRYAN ADAMS

音楽というのはその人のサウンドトラックとも言えるので、その音楽を聴くとその当時を思い出す、あの匂いが戻ってくるみたいな効用があります。僕の中学校時代を象徴する音楽はこのアルバム。本当に良く聴いてた。その当時他によく聴いてたのはティアーズフォーフィアーズとかハワードジョーンズとかで、その辺は今でも聴くし、その後ニューウェーブに向かっていったので、その辺りの昔の音楽は今でも全然現役。でもブライアンアダムスは高校くらいからのマニアックぶりたい季節には不釣り合いな真正面過ぎる音楽だったし、事実しばらく遠ざかっていた。でも久しぶりに聴くとこの瑞々しさにはやっぱり何かがあるなぁと思うわけです。何も奇をてらってないし、何も狙ってない素のかっこよさ。ギターと転がるリズムとシャウトとセンチメンタルなメロディー。あと何かいります?みたいな。僕はよくエガワ君の音楽はひねるよねぇとかよく言われるんだけど、ひねくれポップの世界に染まらず、どこかに真っ直ぐさを残してるのは、この辺りの影響なのかな。カナダ人のアメリカンロックの名盤。やっぱりさびないよ。