レビュー:「cairn」/Huckleberry Finn

この間2013年のベストアルバムを選んだんだけど、5位に選び、日本では1位に選んだのがこのアルバム。ハックルは昔同じ事務所だったりするので、どこか身近に感じているのだけど、この作品には嫉妬したなぁ。遠い存在に感じるくらい。元々持ってた有機的なバンドサウンドに、オルタナカントリー的な刺激的なサウンドや構成が加わり、人懐っこいメロディーや声に、凛とした強さが加わった。今までのハックルにはポップスでしょ?みたいな見え方もあったと思うんだけど、ポップさはそのままに、誰が見てもロックバンドになったと思う。今のアメリカのインディーミュージックと完全にリンクしてると思うし、本当にピッチフォークやなんかで評価されるべきアルバムだと思う。音楽マニアこそ聴いて欲しいアルバム。でも音楽マニアじゃなくても楽しめるアルバム。これって最高ってことだよね。傑作です。