NEW WAVE

僕はニューウェーブという言葉に滅法弱い。まあ僕のルーツというか音楽を聴き始めた時代がちょうどニューウェーブなので、もう根っこに沁みついてるわけです。

ただ、僕が聴いていたのは主にイギリスのニューウェーブで、これはとてもポップなものでした。ところが、これが日本のニューウェーブとなると途端にアンダーグラウンドのものになります。あのヒリヒリした感じに、僕はとても憧れながらも、遠くで眺めては固唾を飲んでいたのでした。

そんな中、日本のオーバーグラウンドにアンダーグラウンドの匂いをプンプンさせるバンドが登場します。それはDe-LAX。まあ正確には宙也さん一人がアンダーグラウンドの匂いをまき散らしてたんだけどね。バンド自体はポップなんだけど(ボウイの高橋まことさんがいましたからね)ポップの衣を被ったその異物に目が離せませんでした。

僕が一番高校時代にコピーしたバンドは実はDe-LAX。もちろんボウイ、ジュンスカZIGGYなんかも通ったし、ローザルクセンブルクやカステラ、POGOなんかもコピーしてました。洋楽だとラモーンズとハートとトランスビジョンバンプ。でも完全に影響を受けてたのはDe-LAX。特に「KINGDOM」が好きだったなぁ。そしていつしか宙也さんがその前にやっていたバンド、アレルギーにも辿り着きます。

そして昨日、なんとそのアレルギーと、もう一組、同時期にアンダーグラウンドを賑わしていたSADIE SADSがツーマンだというじゃないですか!しかもアレルギーには仲良くしてもらってるalcanaの中西ちゃんもいる!早速高円寺HIGHへ。

SADIE SADSはあの頃の日本のアンダーグラウンドニューウェーブがそのまま保存されていたようなサウンド。僕も現場にはいませんでしたから想像ですけど。PIL、ポップグループ直系のノンコードのぎこちないファンク。これこれ、これがニューウェーブ

一方アレルギーはまったく違う。現在進行形のサウンド。中西ちゃんの異常なグルーヴベースが90年代以降の匂いを引き出す。そこにギターの内藤さんも呼応して、この二人はまさに凄腕。そこにオリジナルの時代を感じさせるニューウェーブなドラムが乗る。この3人の関係がとても面白い。そして宙也さんはやっぱり、どこにいってもアンダーグラウンドの匂い、夜の匂いがプンプン。昔NHKに出た時ドキドキしたもんなぁ。宙也さんが出てくるといつだってドキドキしちゃう。それから声の艶が変わらない!もう結構な年齢のはずなのに(失礼!)声もルックスも全然変わらない。天使で悪魔。日本のニューウェーブの至宝。

昨日は体調も悪かったので打ち上げに顔出さずに帰ったのですが、元気でも出られなかっただろうなぁ。俺氷室さんは緊張しないけど、宙也さんは緊張する。緊張するのは岡村ちゃんと宙也さんと佐野元春さん。俺が影響受けた3人。ヴィーナスペーターの沖野さんも緊張するけど、この3人ほどでは。この3人は人も凄そうだしな(笑)

でも自分の影響受けた人がかっこいいままなのっていいよね。宙也さんは現役バリバリでした!