JUNEJULYAUGUSTワンマンライブ

昨日はJUNEJULYAUGUSTのワンマンへ、高円寺HIGHに行って来ました!圧巻!

ますます孤高の世界を突き進むジュンジュラ。ライブも最高!この孤高の世界を作り上げるバンドが、MCもほとんどしないバンドが、客を突き放しているようで、とても暖かくお客さんの気持ちを受け止めてるのが伝わるとても良いライブ。最後にほとんどが暗い曲のジュンジュラの中で、際立つ明るく開けた曲「early glory」で終わることがそんな気分を表してるのかな。僕が今最強の曲だと思う「Paradaise」がピアノとドラムと手拍子だけというシンプルさで誰も寄せ付けないような曲だからこそ、この終わり方はとても心に響く。

ジュンジュラの音楽の成り立ちはやっぱり不思議。ベースレスのボーカル&ギター、そしてドラム、ピアノというシンプルな編成で、鳴らしてる音はシンプルなのに不思議に入り組んで響くアンサンブル。鋼のような強さとしなりを生むドラムは、根っこにめんたいビートがありながら、ブリストルのマッシブアタック、ポーティスヘッド辺りにどっぷり浸かり、ゴールディーなどの複雑怪奇なビートも飲み込みながら、クエストラブな一撃必勝なシンプルなピートにも帰る。熱いドラムなのにとことんクール。そしてピアノはほとんど余計なものをそぎ落として、痩せた馬が全力疾走するような音。足折っても走る気持ちが聞こえてくる。なので悲しく響くコードも前に進む意志を感じさせる。そしてギターはクリームやツェッペリンを感じさせるクラシックロックのように正統派だけれど、悲しいコードにほのかに光が入る不思議なギター。そして歌は過剰なくらいドラマティックで、デヴィッドボウイ、ジムモリソンといったちょっとシアトリカルなボーカリストの系譜ながら、どこか日本の湿り気も含み、明暗の世界を自由に行き来する。

これで作りあがる音楽がまさに今でしかない音楽なのも面白い。音響派の音のような繊細さもあるし、ジェイムスブレイク以降のメランコリックさも際立つ。でも結局誰にも似てない。あえて似てるバンドをあげるなら、ひんやりした雰囲気とメランコリックさはブロンドレッドヘッド、どこの国の音楽かわからないところはベイルート、異形のサッドミュージックってことではレディオヘッドか。でも結局ジュンジュラでしかない音楽。素晴らしい。

とにかくこのバンドの凄さはこの曲でわかると思うので、名曲「Paradaise」を聴いてください。今はこれを聴かなきゃだめでしょ。