ハミルトンリーサウサーの１枚目。ウォークメンというバンドで活躍するフロントマンが、アメリカインディー界の要人を召喚して作成したソロアルバム。僕はウォークメンの全身バンドのジョナサンファイアーイーターというバンドが好きなんだけど、調べたらこの人はそっちじゃなく、別のThe Recoysってバンドから加入なのね。知らなかった。でも生楽器を中心とした、とてもオーセンティックな音で、音楽の歴史にしっかり影響を受けて作っているのがいい。ちゃんと「歌」があるのが楽しいな。なんとなく雰囲気の歌じゃなくてね。いつの時代だって、しっかり演奏された楽器をバックに、喉を鳴らして歌う音楽が廃れることはないんだ。そんな風に思える、ロマンティックで、凛として、でもどこか熱い音楽。ニューヨークの匂いもします。昨年の大穴ヒット。凄いかっこよいので、「SPOON」にはまった人はぜひ聴いて欲しい。現代的なオーセンティックロック。
