「STAR WARS」/WILCO


アメリカインディーミュージック界で今一番信頼されているバンド、ウィルコ。なんとフリーのダウンロードでアルバムをリリース。びっくりしてたら、普通にアルバムも発売になりました。これ売上的にはどうだったんだろう?

ウィルコの音楽の一番好きなところは無駄がないところ。必要な音を必要な形で鳴らし、必要な場所に配置する。禅の世界みたいな音響の美学がある。中域のミチミチした音が特に好きだな。でもアイデアは色々詰め込まれてて、必ず「お!」というところが1曲の中にある。それでいてわかりやすい。

でもこれってどのアーティストも究極的には求めてる音楽だよね。シンプルでいて思慮深い、わかりやすい音楽。みんなそこを目指してるのに、音をたくさん入れてしまった袋小路に入り込んだり、シンプル目指して音が足りなかったり、複雑すぎてわかりにくかったり、わかりやすくしたら単に軽い音楽だったり。難しい音楽の綱渡りをいつもひょいと見せてくれるバンドがウィルコ。

そんなバンドは憧れで目標で嫉妬の対象でしかない。ルックスがただのおっさんなところがまたシンパシー。音楽好きな人はみんな大好きだよね。アナログで揃えるかなぁ・・・。