フレーミングリップスと言えば「Soft Bulletin」以降の血みどろエログロディズニーランドのようなオルタナティブファンタジーミュージックが素晴らしい!というような風潮になってますが、その前の時代のメジャーデビュー後の3枚がとても良いんです。このアルバムはメジャー後の2枚目。
ローファイというか、ぶっ壊れたギターサウンドがサイケデリックに鳴り響くんですが、とにかくギターです。ロナルド・ジョーンズという薬漬けギタリストがいるんですが、この人がとにかく最高で。常人には理解できなそうなギターサウンドでウェインのファンタジックなメロディーを向こう側の世界に連れて行ってくれます。フレーミングがインチキディズニーみたいなキーボードサウンドに向かったのは、この人を失ったからこその苦肉の策。まあそれが大当たりだったんだから、わかんないもんだけどね。
でも「Soft Bulletin」以降のフレーミングが好きな人もぜひメジャー後の3枚は聴いて欲しい。特にこれと3枚目。必聴です。