MY HEROES

兄貴のステレオから流れる佐野元春さんが最初だった。その前から歌謡曲が好きで、松田聖子のシングルを必ず親におねだりしてた僕は、兄貴のステレオから音楽の世界に深く入って行った。最初はビリージョエル、クィーン、メンアットワークといった洋楽にはまり、そんな中、邦楽で心を捕えたのが佐野さんだった。

その後バンドブームを迎え、周りと同じようにボウイ、ブルーハーツ、ジギー、ジュンスカなどに被れていった。その中で一番バンドでコピーしたのがDe-LAXだった。他と違う、メジャーでポップな曲に入り込んだアングラ臭に反応したのかもしれない(そういう意味ではソフトバレエもそうかも)。自分で音楽を作る、ということを意識して聞いた最初のバンドはDe-LAXなのかもしれない。

そして渋谷系の時代を迎えフリッパーズオリジナルラブなどを聞き始める。BEAT UKにもはまりまくっていた頃。その中でロックバンドのイメージもあって、しっくり来たのがヴィーナスペーターだった。沖野さんの色気のある声に魅了されて、プライマルやジーザス&メリーチェイン、ローゼスと同時進行ではまっていった。

その後は聴く幅も広がって、遅ればせながら岡村ちゃんCHARAさん、GREAT3なんかが僕の心を捉えた日本のミュージシャンだった。歌詞とメロディーではサニーデイスピッツオザケンが僕の頭をぶん殴っていった。もちろんその他にもくるりナンバーガールゆらゆら帝国といったオルタナティブな響きがある人たち、高野寛さんや小島麻由美さんのようなひねったポップな音楽など、様々な音楽を聴いていた。

そしてその中で新鮮な驚きが高橋徹也さんだった。怪しい雰囲気で、どこからやってきたのかわからないポップに、僕は夢中になった。ここではないどこかのことばかりを考えてた僕には、理想的な音楽に思え、僕の中の教科書的な音楽になっていった。

こうやって日本のミュージシャンもずっと聴いてきた。言葉がわかるというのはとてもアドバンテージがあり、洋楽と比べても深く聞く音楽も多い。今だって森は生きているとか、わお!と思う音楽がたくさんある。

そして自分も音楽を作り続け、音楽の世界に身を置いていると、自分が影響を受けたミュージシャンと話をするなんていうことが起こるようになった。岡村ちゃんはすれ違っただけだけど、De-LAXの宙也さんとは隣で飲ませてもらった。ヴィーナスペーターの沖野さんなんて、自分のイベントに出てもらい、さらには自分のバンドのドラマーが沖野さんのバンドでも叩いているなんていうよくわからん状況になっている。そしてついに高橋徹也さんとも打ち上げでご一緒した。なんだか不思議な気分。

色んな人に会ってはいるけれど、大きな転機になった人で会ってないのは佐野元春さんくらいかな。会うってなったらそわそわしておかしくなりそうなくらい影響受けてる人。いつかは会えるのかなぁ?音楽の話をたくさんしてみたいな。Eテレでやってたソングライターズに出れたらすべてが叶うんだけど。まずあそこに出られるくらいの音楽家にならないとね、がんばります。はい。

とグダグダ書いてますけど、要するに作曲に煮詰まっただけです。そんな逃避日記。さあ仕事に戻りますよ。