「Women And Country」/Jakob Dylan

二世というのは因果なものだ。親が偉大なら偉大なほど、親から受ける光と影の影響を受けざる得ない。

でもこのビッグネーム中のビッグネーム、ボブ・ディランの息子、ジェイコブ・ディランは飄々と親の影響を受け流しているように見える。意識して距離を取るわけじゃなく、父親と近い音楽も肩の力を抜いてやってるところにもそんな姿勢が見える。いや本当は凄いプレッシャーを感じてるのかもしれないけど、良い感じに威風堂々として見えて、とても交換好感が持てます。

音楽的にも、ウィルコなどのオルタナカントリーに繋がるところがあるし、ただ古い音楽を志向してるわけではないことが、音からも伺える。この人どこかで大化けするんじゃないかなぁ?って思ってるんだけど。どうでしょ?

ショーン・レノンと並んで理想的な二世ミュージシャンです。