おいしいところ

auのCMで桐谷健太さんの歌う曲が話題になってる。BEGINが作ったという曲は、さすがに話題になるだけのことはあるな、と思う。でもなによりあの声。俳優さんであって、歌い手さんではない、だからこその声。人の魅力なんかねぇ。

ただ、音楽と言うのは面白いもので、音域とかそういうところではなく、はまる歌とはまらない歌がある。僕なんて自分が歌い手で、自分のために曲を作っているのに、どうも歌いにくい、どうもはまらない曲ができてしまう時がある。まあどんな曲でも歌いこなすのが、本当のプロの歌い手なんだろうけど。

桐谷さんの歌は、声の魅力があるのは間違いないけれど、歌が上手いかというと良くわからない。いやこの曲ではとてもうまく聞こえる。でもそれはきっとこの曲だからなのだ。桐谷さんの声のおいしいところをしっかり掬い取ったプロデュースワークの勝利だと思うんです。

歌は本当に難しい。所謂とても上手い歌の人がいて、でもその人の歌が一番感動するかといえばそういうものではない。きっとその人の声のおいしいところと、人間としてのおいしいところをうまーく表出させることが肝なんだと思う。とにかく万能の人間はほとんどいなくて、自分のおいしいところを知っている人が強いんだと思う。

まあこれは歌だけじゃないか。日々の生活を送る中でも自分のおいしいところを掴んでおくのが大事なのかも。ミスマッチで生きて行くのはつらいよね。勿論、ミスマッチを超えて行く努力も人生の醍醐味だとは思いますが。乗り越えたら違う世界が見られる。

バンドのボーカリストというのは、僕にマッチした場所なんだろうか?それとも超えて行くべきものなんだろうか?12/15(火)高円寺HIGHにて確かめに来てください。

<PAVEL>
12/15(tue) 高円寺HIGH
[we are the beautiful!]
出演:SPIRO/Pavel/The Broken TV
open/start 18:30/19:00 ADV/DOOR 2,500/2,800

僕らの出番は19:50です!

僕のおいしいところはどこなんだろう?