「ブライアン・アダムス」


最近私を構成する9枚というのが流行ってて、僕もやってみました(洋楽編と邦楽編)。その「構成する」ってところに重点を置いて、好きっていうより影響を受けたことを重視して選んで。これがなかなか面白い。

他の人のも見ると、この人はパワーポップなんだなぁーとか、この人はニューウェーブだとか、ハードロック入ったR&Rだとか、やっぱりちょいビジュアル入ってるなとか、わかりやすくうなずけるものが多くて。じゃあ自分はどうなんだ?と考えると、イマイチ色がわからない。結局良く言われる「江川君はニッチだねぇ」が証明されたような印象です。しかも幅広く色んなを音楽フォローしてるとかではなく、ただニッチなところを見てるというか。音楽界のすき間産業。作家の中でもその色は顕著な気がします。

たまたまそんな風にルーツを考えていた時に、たまたま録画してあったWOWWOWの番組「洋楽主義」を見ました。見るベストアルバムと称しているこの番組、今回はカナダのベテランアーティスト、ブライアンアダムスでした。

僕にとってブライアンアダムスは、中学校の頃自分の意思で聴くようになった最初の10アーティストのひとつ。兄からの影響ではビリージョエルやクィーン、メンアットワーク、ホール&オーツなんかを聴いてて。そこから自分の意思で聴いたのがワム、ティアーズフォーフィアーズ、ハワードジョーンズ、コリーハート、ナイトレンジャー、ポールヤング、スティング、シンディローパーなんかでした。その中で今自分で考えて影響が大きいのは?と考えたらブライアンアダムスだったわけです。まあみんな影響あるなとは思うけれど。

意外に土臭いR&R好きだし、メロディアスなものがやっぱり好きだし、微妙にブルースをかすっていく、チョーキング臭のする僕のメロディーの源泉はブライアンアダムスなのかもしれない。まあこの人が大ヒットさせた大げさなバラードは好きじゃないんですけどね。レックレスの時代の小気味良いR&Rには今につながる何かを感じます。今聴いても好き。

まあこの後はニューウェーブにはまったり、マンチェスターだ、グランジだって聴いていくわけですが、三つ子の魂百までじゃないですけど、やっぱり最初に聴いた音楽の影響ってデカいなと。さらに前の歌謡曲まで含めて、僕のルーツはここにあるんだなと。なんかかっこつけてインディー気取ったところで、大味のR&Rと歌謡曲が僕のルーツ、そんな気が最近しています。

良くルーツじゃない?と指摘されるコステロ佐野元春の前に実はブライアンアダムスがある。それがエガワヒロシの音楽なのかもしれないですね。まあ私を構成する9枚にはあげてませんけど(苦笑)

そんな僕のバンドPAVELのライブはいよいよ今度の金曜日!

<PAVEL>
2/5(金) 高円寺HIGH
[we are the beautiful!]
出演:橋本孝志 with Dots Dash & RICO/Pavel/wilberry
open/start 18:30/19:00 ADV/DOOR 2,500/3,000

PAVELの出番はトップの19時です!