周回遅れ


自分の人生を立派だと思ったことはない。高校から大学から何から何まであらゆる合格とは無縁だったし、モテたこともないし、お金持ちだったこともない。人から見たら1番輝かしそうなメジャーデビューだって28歳になる頃にギリギリで訪れ、うんともすんとも売れることなく終わっていった。スガシカオさんや、山崎まさよしさんを担当してた僕のディレクターは、担当したミュージシャンの歴史上1番売れなかったと言う。今も続いてる作家生活もそれだけで生活できるわけではなく、嫁がいるから(唯一の文句無く輝かしいもの!)なんとかなってるだけだ。ヒモだったこともあったし、前の嫁のお父さんのお世話になってなければどこかでのたれ死んでいるし、あ、それにバツイチだ。ハゲてはないけど。

でも一応メジャーデビューしたミュージシャンであり、作詞作曲家ということになっている。まあギリギリ名乗れるくらいにはなっている。そこになんとかひっかかっているのは、周回遅れでも走り続けているからだと思っている。

昔からぼーっとしたタイプで、今でこそハキハキ喋るけれど、根本はどんくさい末っ子野郎だ。なので人よりいつだって遅い。なんでも遅い。姉や兄にノロマとバカにされ続けて生きた来た。でも1つだけ、これも変わらず持ち続けているのがある。それはしつこさ。やめない。飽きない。諦めない。鳴かぬなら鳴くまで待つのだ。手相も家康と同じマスカケだし。

こんなこと言ったら44歳のおじさんとしては笑われるしかないのだけど、まだまだこれからだと思ってる。未来はまだ広がっていると思っている。まだ見つかってないだけだと思ってる。いつだって周回遅れだと思ってる。そしてどこかのゴールラインで、みんなが間違えて一位にしてくれるんじゃないかと思ってる。ずっと思ってる。死ぬまで思ってる。死んでも思ってる。死んだらこれから売れるところだったのに!と思うと思う。要するにアホなんだと思う。

もう何周遅れてるのだろう?もはや嘲笑の対象にもならない状態。でもしつこいのだ。しつこく人間ができているのだ。頭の先から足の指の先までしつこいのだ。顔もしつこいし。だから今日も音楽を抱きしめたまま歩いてる。ノンビリ歩いてる。もうそろそろ走れよ、と思うけれど。

そんなクドイ人のライブはこちら!今週は二本!遊びに来て!

■ライブ情報

<PAVEL>
5/12(木)
『day by day』高円寺Showboat
出演:PAVEL/プレタポルテ/
開場/開演 19:00/19:30
前売/当日 2,500/3,000(Drink別600円)

出番は20時25分!

<ソロ>
5/14(土)高円寺HIGH
[滝のころ]
出演:滝和祥(The Mazars)/凜佳(四丁目のアンナ,The Broken TV)/野呂圭都/岸上規男/凛生/エガワヒロシ
DJ:ume-rock(Sunday Monday)
FOOD:Natural Hi-Tech Record軒
開演/会場17:30/18:00
前売り/当日2,000/2,500

出番は18時から!