エレクトロニカというと、抽象的で、音作りがメインだったりします。このパッド美しいなーとか、このシンベの音が面白いとか。でもこの人の場合、使う音は生音、オーガニックなものが多く。しかもプログラミングというより演奏してるものが多いので、とてもひと肌を感じられる。だからか、エレクトロニカという枠には収まらない。そこはポーズオブカナダとかとも繋がるかな。
でも今回はさらに飛び出して、ものすごくソングオリエンテッドなものになっています。CMでよく使われるている人なので、抽象的なところが強みだったけど、今回はその逆。とても照準が絞れてる。その冒険のおかげで、とても間口が広く、オリジナルな音楽になってるかな。時にフュージョンも感じさせるような。面白い。
次はまたどこか違うところを目指すのかなぁ?楽しみ。