臆病者のブルース


雨です。今朝も雨が怖いと愚図る娘を、友達との待ち合わせ場所まで連れて行く朝。ほんの50メートルくらい。臆病者の看板はとても強固になっております。

こんな臆病者、誰に似たんだ?って思うんですが、多分僕です。嫁は度胸のあるタイプ。まあ僕の家系はすぐお腹痛くなるような、精神的に弱いタイプが多いんでね。その血が色濃くでてるんだと思います。江川家の血は恐ろしい。

僕の音楽、特に歌詞はやっぱり臆病者の視点から書かれているものが多い。いつも誰かを求め、怯え、背中を丸めるどうしようもない人。それがやっぱり出発点。でもそんな人が勇気を持って立ち上がる瞬間、やけくそになって逆走するカタルシスウルトラCで偶然着地する奇跡、そんなものを書くのが好きです。でもそれで幸せになりましたとか、強くなりましたとか、そうではなく、ただ動いた。少しだけ動いたその瞬間を描く。そんな歌詞が好きです。

バンドではもっとサイケデリックというか、感覚的なものを書いてますけど、それは表向きで、奥底にあるのは臆病者のブルース。そんなものを爆音で鳴らすのがロックンロール。そう思ってる。

ロックに政治を持ち込むな問題が色んなところでされてますけど、そもそも政治的でない音楽ってあるんかな?自分の考えを音に乗せた瞬間に全てが政治的にならざるを得ない。ロックンロールは悩みながら躍らせる音楽。何かを押し付けるものではない。誰かが歌ってるものを鵜呑みにする必要はないんだよ。そうなんかなあ?と悩みながら踊るのがロックンロールです。悩んでても踊れる音楽じゃなきゃいけないんだ。

僕らのバンド、pavelはとても政治的なギタリストを擁するバンドですけど、僕らはその意見に全て賛成なわけじゃない。でも一緒に顔を突き合わせて音を奏でてる。意見が違うのは当たり前。だからこそ伝え合う。表現し合う。それもやめてしまったら、断絶しか生まない。ロックンロールは断絶の音楽ではない。

話をして、意見をぶつけ合い、そして踊ろう。それで良くないかなあ?

6/23(木)高円寺HIGH
出演:Pavel/sjue/サーティーン/the terminal stage
(FOOD:Natural Hi-Tech Record軒)
18:30/19:00
ADV.¥2000

僕らの出番は21時です。