「強みは何だ?」

最近とにかく音楽に夢中です。音楽を作るのも聴くのも楽しくてしょうがない。どんどん自分の人生が収斂されていくのを感じます。音楽と愛する人達。それだけあれば万事OKみたいな。

それも自分の音楽が少しずつ進化してるからだと思うんです。まあそれは打ち込みの技術もそうだし、単純な楽器の技術、表現力だったりで、他の人には何が変わったのかわからないかもしれない。でも自分にだけははっきりわかる進化がある。そしてそれを自分で実感した時にわかるのは、自分がそもそも持っていた強み。なぜ音楽を続けて来れたのかという理由。

正直デビューした時も、その後も自分に才能があるなんてほとんど思えなかった。なんとなくやめようとは思えなくて、ずっと続けていた。今みたいに真正面から音楽が好きだったとも思えない。それは惰性や意地といった、何かわからないものが混ざり合って、僕の背中を押し続けていた。

それがたおが生まれて、時間が限られるようになると、俄然音楽が存在感を増してきた。子供ができると、自分の終わりというものを考え始める。親は子供より先に死ぬので、その時までに子供を一人前にしないといけない。イコールそれは終わるを見つけることだった。

すると僕はどんどんせっかちになっていった。今やらなきゃいけないことは何だ?ぐるぐる考えるようになった。子育ては勿論、夫婦で稼ぐ生活費だって必要だ。でもそれをクリアした時にするべきこと。お父さんが子供に見せなきゃいけない、生きることに夢中になっている姿。それは音楽だった。

但し、音楽なんて、聞く人がいなければ、評価してくれる人がいなければ、それは雑音と一緒。続けることなんてできない。だから僕は認められるべく、作品のクオリティを上げていった。でも今まで続けて来れた理由はなんだろう?表面的な作品のクオリティの問題ではなく、根源的な自分の才能。自分の強みと言えるもの。クオリティ向上に夢中になりつつも、そんなことを考えた。そして気づいたその強みは「ポップであること」だった。

僕よりも凄いミュージシャンはたくさんいる。正直勝てないなぁ・・・って思うことだらけ。でも、ポップな曲、しかも音楽好きが聴いて、恥ずかしくないポップな曲を書くことについては、誰にも負けてないんじゃないか?そういう風に思えるようになった。恥ずかしくないポップが何なのか説明するのは難しいけど、音楽的なシンプルさ、美意識のあるポップなフォルム。そんなもの。それは音楽好きじゃない人にも響いて、音楽好きにも納得してもらえる曲。そして気付くと、周りの評価もそこに集中していた。

作曲コンペを繰り返す中で、昔作った曲を再構築したりする時があります。昔作ったメロディーなんて古臭くてだめなのかなぁ?と思うのですが、高校生の頃に作ったメロディーも何も負けてない。まったく箸にも棒にも引っかからなかった頃の曲も、今聴いても良いメロディーだなぁと思える。そしてそんな曲をコンペに出しても好感触がしっかり返ってくるようになった。そうか、昔からやってることは間違ってなかったんだなぁーって気付いた瞬間。デビューした自分は場違いだったわけじゃないんだと思えた瞬間。まあそれを相手に伝える、表面的な表現力ももっと磨いておけ!と怠惰な自分には叱っておきたいですが・・・。

今日も僕はポップを作ります。ワンコードだろうが、ギターノイズにまみれていようが、必ずポップの刻印を押すこと。それが僕の流儀。今年はその結果をみなさんに報告できませんでしたが、来年こそは華やかに花火を打ち上げたい。そう考えております。まあやるしかないし、進むしかないんだから。僕の人生には音楽があります。あとたおと嫁と友達。それがすべて。そして後は死ぬまで進むだけだ。まさに「NO MUSIC NO LIFE」。タワーレコードの申し子と呼ばれたい。誰か呼んで。笑

■ライブ情報

<ソロ>

1/20(金)高円寺HIGH
エガワヒロシpresentsフワリカ!Reborn!〜心に茨を持つ少年〜」
18:30開場/19:00開演
料金:前売り3000 当日3500円
出演:エガワヒロシ/近藤智洋&橋本孝志/藤重政孝/岸上規男

<PAVEL>
2/10(金)高円寺HIGH
詳細未定

エガワヒロシのチートロたこやき>
12/25(日)1/29(日)2/25(土)3/26(日)4/30(日)
[Total Feedback]&[SundayMonday]
高円寺HIGH 高円寺ampcafe同時開催

チケット希望の方は希望人数とお名前を連絡ください。