気負い


昨日は仕事の合間を縫って高円寺highで行われる「ザンギなき戦い」へ。

どうしても行きたかったのは、普段は北海道在住の46°haloが、ベースに元ジェッジジョンソンのナカタン、ドラムに郄橋浩司先輩というレアなリズム隊でライブをやるのと、新生the MADRASのライブが見たかったから。そしてこの判断は正解。濃厚なライブを見ることが出来ました。

46°haloは、郄橋先輩のドラムだとバンドのイメージに合うのかなあ?と思っていたのですが、流石ロックンロールドラムの神。4つ打ちでも完全なロックンロール!バンドを骨身を削るロックンロールの世界に引きずり込み、新しいバンドサウンドを聴かせてくれました。トラブルは色々あったけど、あんな46°haloもかっこいいなぁーと素直に思えたかな。先輩グッジョブ!

そして問題の新生the MADRAS。正直に言います。僕はこのバンドには橋本さんの詩の世界とか、温度低めのメロディーとか、端正で知的なのにワイルドなリズム隊とか、いろんな魅力があるんだけど、ガッキーと木下君の二本のギターの絡みが最大の魅力だと思ってたんです。だからガッキーがいなくなった今、しばらくは模索の日々なんだろうなぁ?と勝手に思っていて。今回のライブもそんなに期待してなかったんです。しかし。

やっぱりthe MADRASは凄いバンドでした。俺なめてた。反省。終わった時には涙腺緩むくらい感動してる自分がいました。

もうとにかく木下君のギターがキレキレ。音も太くなったように感じるし、プレイもそうだし佇まいもかっこいい。完全に覚醒。これはガッキーがいなくなって良くなくなったって言われたくない、ギタリストとしての意地だと思うんです。完全にガッキー不在を背負ってギターを弾いてるのがめちゃめちゃ伝わってきて。その姿に感動。しかもギターが一本になったら6本の弦をどう鳴らしてるのかがよくわかる。コードワークは本当に練られているし、フレーズや音色の細かな機微も秀逸。本当に考えられたギターワークなんだってことが理解できた。しかもワイルドに弾いてもとても正確なプレイ。この人は凄い才能なのかもしれない。早く誰かギターに起用した方がいいと思う。林檎ちゃんとかCHARAくらいのビッグネーム。GREAT3もありかも。

そしてそんな覚醒した木下君のギターを聴いて、ガッキーの不在はお前だけが埋めるんじゃない!とでも言いたげな男気溢れるリズム隊(えらちゃん女の子だけど笑)、そして橋本さんも気合いが入っていつもより男の色気増量(ライブ前の「ちょっとだけリハやるね!」って言った時カッコよかったー。飲んでバカ話してると忘れちゃうわ。笑)。木下君の気負いがバンドにエネルギーを注入。

そして忘れちゃいけない、今回ゲストでキーボードを弾いてくれた、壊れかけのテープレコーダーズの遊佐ちゃん。このバンドの低めの温度感をしっかり理解したピアノとオルガンが最高。無駄なことは一切しない。必要なところに必要な音を、必要な音色で鳴らす。しかもクールな中に狂気が宿るのが良い。野性味溢れるのに上品なのがえらちゃん、上品なのに狂気が宿るのが遊佐ちゃん、この女性陣のコントラストも良かったな。

the MADRASの第2章は急発進でスタートしてました。今思えばだけど、あまりに完成したバンドサウンドは、バンドに安心感を生んでしまうのかもしれない。気負いというのは凄いエネルギーなんだということを今回学びました。そういえば郄橋先輩のドラムも気負いの塊。そうか、ロックンロールには気負いが必要なんだな。

そして蛇足。あんまり言うのもあれですが、橋本さんのプロデュース能力って凄いのかも。メンバー選びとか凄い。そんなに楽器がどうとか、音色がどうとか言う人じゃないですが、見えてるものがあるんだろうなあ。ちょっと憧れます。飲んでる時はあれですけどねえ。笑

エガワヒロシ新生the MADRAS全面支持。

エガワヒロシライブ情報

<ソロ>
6月8日(木)Music Restaurant LaDonna
「LIVE ! from GROOVE FROM K・WEST vol.1」
https://www.la-donna.jp/events/live-from-groove-from-k-west-vol-1/
OP/ST 18:00/19:00 前売り/当日4,000円/4,300円
出演:藤重政孝エガワヒロシ/日乃内エミ/イズミカワソラ

エガワヒロシのチートロたこやき>
5/28(日)6/24(土)
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高円寺HIGH 高円寺ampcafe同時開催

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