「DAMAGE AND JOY」/JESUS & MARY CHAIN

ジザメリの新譜がまた聴ける時が来るなんて!19年振りですよ。前は90年代かい。

しかし何も変わらないように見えるジザメリですが、ちゃんも進化もしております。確かに曲はいつだって甘美なトロトロメロディーですが、サウンドは初期のスピーカーぶっ壊れた感じから、ハニーズデッド期のダンスアプローチ、その次のアコースティック、そして休止前はある意味王道のロックンロールと変化してきました。今回は全てを踏
まえた感じで、さらにストリングスやオルガンが入ったりと、ここでも進化を見せてます。

ただ今回の進化は今までと違い、デジタルの録音環境でジザメリサウンドをどう響かせるか試行錯誤した結果のように思います。音と音を滲ませるのが彼らの流儀なのに、今回はとても分離が良い。でも聴こえて来るのはジザメリ印に聴こえるから、この試みは成功じゃないかな?アコースティックアルバムを作った時ととても違い気がします。

クリエイションのおっさんに愛される女、スカイフェレイラも参加。過激なジザメリが好きな人にはどう聴こえるのかはわからないけど、僕はとても好きです。いやしかしいつも必殺のメロディーだよなあ。自分のルーツの1つなことは間違いない。