サヨナラ、そしてお疲れ様ミシャ


レッズのミシャことペトロビッチ監督が解任された。表向きは契約解除らしいが解任と言って間違いない。

解任はしょうがない。もう末期レベルだったし、札幌にあの負け方ではカンフル剤が必要と判断するのも頷ける。解任に動き、内部昇格で切り札の堀さんを選んだフロントの判断にも文句はない。今打てる手はそれしかない。

レッズをビッグクラブに相応しいチームにすべく選ばれたのがミシャだと思っている。カウンターの切れ味で勝ちを拾っていくのが今までのレッズだった。それで優勝したしアジアも取った。でも日本を代表するチームは攻撃的な魅力的なサッカーをするべきでは?その理念の下に呼ばれたのがミシャだったと思ってる。そしてその攻撃的なサッカーは根付き、花開くまでもう一歩だった。あとどのくらいで開くのか?その判断に正解はなく、僕はここまでなら待てた。そして札幌戦でもう無理だと思った。フロントと同じタイミングで観念袋の尾が切れた。

前回の黄金期は、オフトが土台を築き、そこにブッフバルトが魂を注入した。レッズは魂のチームになった。不恰好でも勝ちを拾う、他のチームから妬まれるタイプのチーム。鹿島もそんなチームだろう。攻守のバランスも良く、イタリアで言えばユベントスだ。でもレッズはミランになろうとした。革新的で攻撃的な魅力溢れるチーム。だからミシャだった。革新的なサッカーだったのは間違いない。

でも、その過程で魂が消えてしまった。ブッフバルトの負けず嫌いなサッカー。とにかく勝つことが最優先のサッカー。そこから離れていくに連れ、皮肉なことにさらに昔の、かつての連敗癖が毎年顔を出すようになった。結局回り回って必要なのは魂だった。見事なまでに美しい仏像をミシャは彫った。でも魂は入ってなかった。

誰が魂を入れるのか。堀さんは適任だと思う。堀、杉山の両ウイングバックを覚えているオールドファンなら、堀さんの熱いプレーを覚えているはず。しかもユースで歴史的な攻撃サッカーを作り上げた人。機は熟した。今こそ堀さん。

僕には森保が辿った道を堀さんが歩んでいくのが見える。日本の名将の系譜に名を連ねるのでは?と思ってる。今がどん底。あとは上を向くしかない。

ミシャにはありがとうと言いたい。あの人は良い監督。それは間違いない。あとは守備のエッセンスを巧妙に取り入れるコーチが付けば絶対に勝てる。この先の幸運を祈ってます。

まあでも他のチームの監督として来たら、愛を込めてブーイングしますけどね。それがマナーなんですよ。あのゴリラ顔の女にはわかんねえだろうけど。