一輪車一本


我が家の愛娘、たおは子役がたくさんいる事務所に入ってます。事務所っていうか演技や歌やダンスを習うスクールみたいなものね。それを今月で辞めることに。

別に子役にしたいとかもなかったし、芸能人に娘をしたい!なんていうのは全くないのですが、コミュニケーション能力や表現力、あとは舞台度胸をつけさせたいというのが親的な目的でした。結構子供の間では引っ込み思案なところがあったんですよ。あのたおが。あとは家の近くにそのスクールがあったこと、たおの昔の夢がアイドルかモデルかお姫様かベビーシッターだったことが始めた引き金。まあお姫様とベビーシッターはスクール関係ないですけど。笑

そして親の目的通りにコミュニケーション能力はついていき、舞台度胸もそれなりについてきて、親的にはもういいかな?って感じでした。月謝も高いし。それにレッスンもだんだん表現力というよりもオーディションで受かる方法や、仕事に繋がることに重点が置かれてきて。そりゃそれが目的の学校なんだから当たり前ですけど、我が家の目的としては逸れた内容になってました。

しかし、たおはスクールにも慣れ、レッスン自体は遊びみたいなものなので楽しんでます。楽しんでるとのを無理矢理やめさせるのもなあ?と考えてたところに一輪車の大波がやって来ます。一輪車に夢中になり、夢も一輪車のプロになりました。プロになる為にはたくさん練習しなければいけません。しかしレッスンの日と一輪車の練習がかぶる日もしばしば。これは…と思い、たおと話し合います。

「たお、レッスン楽しい?」
「うん、楽しい!」
「でもオーディションは受けないんだよね」
「オーディションはいや!怖いし」
「ドラマ出たりCM出たりするにはオーディション受けないとダメなんだよ。っていうかたおはドラマやCM出たいの?」
「うーん、別に。どっちでもいい」
「今は一輪車が大事なんだよね?」
「うん!一輪車のプロになる!」
「そしたらさ、レッスンで一輪車休んでるのもったいなくない?ドラマもCMも出る気ないのに。今レッスンやってる子達はそういうのをやりたい子達だよ。レッスンもオーディションに受かるためのレッスンになって来たでしょ?」
「うん」
「一輪車とレッスン、どっちにする?もうどっちかに決めた方がいいよ」
「うーん。。。。じゃたたおちゃん一輪車に集中する!レッスンはもう大丈夫!一輪車もっと上手くなりたい!」

これでたおは一輪車に集中することが決定しました。親は練習に連れて行くのがより大変になるんですが…。たおの夢のためだ、しょうがない。

ちなみにレッスンの月謝がなくなることもあり、何か別の習い事はしても良いかという話になってます。しかし全て一輪車が基準。柔軟性や指先までの動きを身につけるためのクラシックバレエや新体操、世界大会で喋るための英語、両手両足を別々に動かすことと音楽のセンスを育てるためのピアノ、ドラムなどが候補に上がってます。俺的にはドラムがいいなあ。高橋先輩にピールアウト魂の入ったドラムを教えてもらいたい。

とにかく、たおの未来には今一本の道が広がっています。頑張れたお!