釣り合い


うちの嫁はまあまあ美人だ。おまけに俺の友達が誰一人悪く言わないくらい性格も悪くない。そして一流企業の会社員だ。

そんな人と結婚してることで、物凄いラッキーだとよく言われる。確かにラッキーだ。でもちょっと待って欲しい。ラッキーでそんな人と結婚出来て、結婚生活を続けていけると思ってるのだろうか?そんなことあるはずないだろ。

なので最近はそんなことを言われると、収入の部分ではぐうの音も出ないし、ルックスを言われたら謝るしかないが、それを踏まえても釣り合いが取れてるんじゃ!他のことできっちり埋め合わせてるんじゃ!と言うことにしてる。何より嫁が不幸せな顔してるなら謝るが、嫁もたおもあんなに幸せな顔してるんだから、何も間違ってるとは思わない。

ただ、嫁側の親族には勿論そんなことは言わない。認めてもらうのに必死だ。だから、認めてもらった瞬間をよく覚えてる。

嫁の両親には、嫁のおじいちゃんのお葬式の時だった。お葬式でいろんな役目を率先してやった。勿論知ってる人なんてほとんどいない。でも嫁のおじいちゃんの為に出来ることがしたかった。そしていつも厳しい嫁のお母さんの顔がだんだん柔らかくなっていったのを覚えてる。その夜から、僕は嫁の実家の家族の一員になった気がしてる。夜はお父さんと弟二人と温泉に入った。とても気持ちの良い温泉だった。

そして嫁側の親戚に認めてもらったのは、嫁の弟の結婚式だった。たおはその当時2歳くらいで、みんなに愛想を振りまいていた。おじさんおばさんはたおに夢中だった。
その翌日、観光を親戚一同でした。その時に僕はたおを抱っこして歩いた。すると僕の後ろで親戚のおじさんおばさんが声を上げる。
「あらこの子はお父さんに抱っこされると本当に安心した顔するねえ。幸せな子だねえ」
とみんなが口々に言い始める。その顔を見てから、親戚の人達は良い旦那と認めてくれたような気がしてる。

夫婦生活は釣り合いが取れてなければ上手くなんていかない。自分の身分不相応な嫁を貰ったと思うなら、相応な自分になるしかない。自分が好きな人と結婚して、その人の笑顔が見たいなら、それしか道はない。まあ、手頃な結婚相手を見つけてグータラするのも悪くないと思いますがね(笑)

ま、ちなみにこんなの自己評価だからね。本当のところはわかりませんよ。俺の方が全然魅力的!って言う人もいるかもしれないし!笑