足るを知る


もう日付が変わってしまったけれど、嫁の誕生日でした。僕ら夫婦は記念日とかそんなに気にしないので、特に何かするわけではないですが、いつもお祝いはしてます。今日はあいにくの雨なので、家でお祝いすることにしました。

僕はケーキと、ケーキを好まないたおの為に和菓子も買って来ました。料理はいつもよりちょっと手をかけたり器に気を使うくらいで、いつもとそんなに変わらない料理。そしていつも通り料理をするのは僕です。オリコン1位の記念に頂いたシャンパンで乾杯したのがちょっと特別だったかな。

たおは何やらサプライズの準備。玄関に階段を登れとのメッセージが置かれ、上がるとたおの部屋のテーブルを見ろとの指示。そしてテーブルにはビックリ箱が。ビックリ箱って書いてあったらビックリしないじゃん(笑)とも思うんだけど、たお渾身の作品。中にはメッセージとプレゼントがあり、プレゼントは自分で作ったペンギンのプレート。ペンギン大好きなお母さんのことを考えて。そしてメッセージはなかなかに良い文章。
「ママのこと大好きだから、今のままのママでいてね」
そう、たおはママに何かを求めてないんです。今のままで良いんです。これって凄いメッセージじゃない?お母さんへの最上級の褒め言葉だと思う。

うちの嫁は「足るを知る」人です。自分がどのくらいを求めてるのか知ってる人。無駄に華美なことは求めない。自分の基準がある。僕やたおのように音楽があればとか、一輪車があればという人ではありません。でも自分が興味を持ったものにはのめり込んで、毎日を楽しんでます。何も特別なものが無くたって、自分を幸せにできる人。それって凄いことだなぁーって思います。

僕ら家族はそんな揺るがない嫁と、好きなことに集中する旦那と娘のという構図になってます。よくわからないけど、バランスは良いんじゃないかな。嫁のお陰で、僕もたおも必要なものが見えてる気がします。余計なものを求めない。でも足りない時は全力でそれを掴みに行く。その根性は僕もたおにもある。僕はよく思うのだけど、僕とたおにそんな能力を植え付けたのは嫁なんじゃないのかな?どうしようもないフラフラした売れないミュージシャンに何かを植えて、せっせと水をあげ続けてくれた人。たおのやる気に毎日火をくべてくれる人。そんな地道なことをずっと出来るのが嫁の凄いところだと思う。

僕とたおは嫁に恩返ししないといけない。僕は音楽で、たおは一輪車で。それが嫁の希望だと思うから。なので僕らはそれぞれのやるべきことに集中して生活してます。たおはどんどん一輪車が上手くなってる。僕もオリコン1位取りました。でも嫁を喜ばせる競争は終わりません。たおに負けないように僕も頑張らなきゃいけない。たおは強力なライバルだ。

きっとこれは神さまのプレゼントだろうな。神さま、アラフィフの素敵な嫁をありがとう。付き合ってもう20年になるけど何も変わらないのは幸せってことだよね。毎年この日は嫁に感謝する日だ。ありがとう。