阿部桃子


昨日は女性シンガーソングライターの阿部桃子ちゃんの弾き語りライブへ。

所謂女性シンガーソングライターとは一線を画す彼女の特徴は黒いこと。リズムもコードワークをソウルの影響が強い。と、こんなこと言うと最近はクラブに出没するディーヴァ的な人を想像するけれども、そっちとは180度違う。もっと泥臭くて、肉が焼けたような匂いのする音楽。歌もギターもブルースハープもパンチがあるタイプ。ボ・ディドリー側の人。

それでいてルックス的には小柄で小動物のような美しさ。例えるならナウシカに出てきたテト。歌うテト。おじさん達が客席にたくさんの女性弾き語りシンガーになってもおかしくない。というかそれやろうと思えばすぐ出来る。でも彼女の黒さ、ドロっとした何かがそれを許さない。テトは簡単に心を許さない。

歌も良いし、ギターも良いし、曲も歌詞も面白い。でもまだまだ奥がある。先がある。まだまだ化ける。全てが揃っているだけに、あとは殻を破る瞬間を待つだけ。その殻を破る時のもがくような彼女の音楽が聴きたい。

彼女は山崎まさよしスガシカオ秦基博をディレクターとして育て、江川裕史(現エガワヒロシ)をデビューさせた(ここ太字)業界の名物プロデューサー、高橋良一さんが育成に乗り出した逸材。その選球眼の正しさは間違いない。俺をフックアップしてるんだから。笑
そしてその前から目をかけて育てていたのは「木蓮の涙」などで有名な大御所作詞家、山田ひろしさん。この人は作詞家だけではなく、ポールマッカートニーの前でも演奏した日本を代表するQUEENコピーバンドGueenのギター、キーボード、コーラスを担当するメンバーでもある。骨の髄まで音楽の人。この2人のお眼鏡に掛かった桃子ちゃんはとんでもない。

今から彼女のストーリーが始まる。昔から知ってるんだよねえー、なんて言うなら今見ておかないといけない。彼女の重要な瞬間はもうすぐだと思う。化けるのは時間の問題。

いやしかし末恐ろしいシンガーソングライターが出てきましたよ。まあでも同じディレクターということは妹弟子みたいなものですからね!早く有名になって俺に自慢させて欲しい。俺あの子の先輩なんだよーなんて言って。笑