クロップとリバプール

 

 


結婚だろうがバンドだろうがサッカーだろうが、どれも相性が一番大事なんだなぁーとイキイキとしたリバプールを見てると思う。世界で一番エモーショナルなチーム、リバプールの監督に熱血漢クロップというのはすこぶる相性が良い。サッカーの好きな人は皆クロップのリパプール就任のニュースを聞いた時に膝を打ったと思う。これ!まさに!って。

 


サッカーというチームスポーツは、ファミリーの側面が強く出る。あいつのピンチは俺が助ける!という思いで11人が、いやベンチから監督からフロントまでの全員が結束した時、チームには大きな力が出る。それがスタンドで大声を上げるサポーター、コップスの隅々にまで貫かれてるのがリバプールというチーム。港町の少々荒っぽい奴らが心の限りサポートする。そしてそんな彼らの上に立つ監督になるには、紳士でも兄貴でもだめ。親父、それも熱血親父であることがマスト。そして熱血親父はやってきた。

 


熱血親父は絶対に後ろに引かない。子供のことも全力で守る。苦境の時は豪快な笑顔で不穏な空気を吹っ飛ばす。とにかく器がデカく、誰からも尊敬されなくてはいけない。そんな人間はなかなかいない。正直、このクロップという親父は、あの生ける伝説ファーガソンよりも完璧な親父なのでは?と思ってる。クロップ、完全無欠の熱血親父説。リバプールでの長期政権は間違いない。

 


ベニテスは紳士過ぎた。ブレンダンロジャースではまだまだ良い兄貴だ。ウリエのようなフランス人で港町の荒くれイングランド人は厳しい。シャンパンじゃダメ。ビールだよビール。ビールの国からやって来た、ヘヴィメタルフットボールの伝道師。それがクロップ。アイアンメイデンの国にピッタリのフットボール

 


それでも優勝は叶わなかった。でもその惜しい感じがさらにエモーショナルだ。来年以降の盛り上がりはさらに熱狂的になること間違いない。そして今のチームから出て行きたいという選手もいないだろう。リバプール黄金期。ついにやってくるのかもしれない。

 


いやしかし、正直な話、プレミアリーグのチームはどこもエモーショナルだ。チェルシーアーセナルといった舶来の香りがするチームは違うかもしれないが、少なくともマンUトットナムなら相性は悪くない。本当はニューカッスルが一番。マンUはなぜクロップを取りに行かなかったんだろう?長期政権が期待出来たのに。

 


シティのポジショナルプレーに一歩及ばなかったリバプールだけど、僕はもう1つの潮流、ストーミングに舵を切ったリパプールの方が好きだ。とにかく前へ!という戦術。クーペルバレンシア、デヴィッドオレアリーのリーズ、ベッカムギグスマンU、リッピのユーべ。あの前への推進力のあるサッカーが好きだ。ペップの華麗なサッカーを飲み込む勢いのプレーが見たい。とにかくエモーショナル。そんなサッカー。熱いサッカー。

 


一番好きな監督はクロップ。間違いなくクロップ。来季のリパプールが楽しみでならない。