不得意な人

 

 

 

 

一輪車に向かう1時間ちょっとの時間は親子のコミュニケーションの時間でもある。

 


たおの学校で、授業にあんまり出られない子がいるそうだ。その子は出られないと言っても弱気なわけではなく、強気で色々主張するので、友達の中にはムカつく!みたいに言ってる人もいるらしい。それはちょっと違うかなぁーと思い、こんな風に話してみた。

 

 

 

世の中には得意と不得意があって、たおは学校に行くのが得意だろ?でもその子は行くのが得意じゃないんだよ。勿論たおだって眠い時や、行きたくない時があるのも知ってる。頑張って行ってるのも知ってる。でも、得意な人と得意じゃない人を一緒に考えるのはうまいやり方じゃない。得意な人の考え方だけでは、上手くいかないと思うよ。

 


動物の世界では弱肉強食って言って、強いものが食べて、弱いものは食べられる。それは自然の世界では当たり前のこと。だったら、人間もそういう風にしても良いよね。そう考えたっておかしいわけじゃない。弱い人は排除すれば良い。弱い人は生きられなくなってもしょうがないって。

でもね、強さって得意って事だよね。弱いって不得意って事だよね。何かが不得意な人も、他に得意な事があるはずだよね。自然の世界の弱肉強食と違って、人の世界には色んな見方、考え方がある。だから何か1つが不得意な人の事を、あんまり悪く言わない方が良いと思う。得意なみんなだけでルールは決めない方が良い。頑張ってる人は頑張ったおかげで得られるものが必ずある。だから頑張れない人のこと、それが不得意な人の事を責める必要はないんだよ。その子も学校が得意じゃないだけで、他に得意な事があるはずなんだから。

 


そんな風に説明すると、たおは納得してた。小さい時からこういう話を丁寧にしてるので、違和感はないみたい。

 

 

 

我が家の教育はこうして深まっている。沢山話をして、沢山話を聞いている。とりあえず優しい子には育っていかなぁ。まだまだこれからですけどね。9歳だし。

そしてこういう話をすると自分の考え方も整理出来る。子供に成長させられるってのはこういう事なんだろうね。まあ僕もお父さんとしてはまだ9歳。ゴリゴリの青二才ですな。人生はこれからだ。