関西人のおじさん

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こんな時におじさんが亡くなった。幸いなのか何なのかはわかんないけど、コロナではなく。もう厳しいかなぁーって事は理解していたので覚悟はしてた。でも寂しい。

 

 

 

我が家は親戚付き合いが濃厚なので、このおじさんとも良く会った。関西人のおじさんで、1番面白いおじさんっていうイメージだった。おじさんの家に遊びに行くと、いつも釣りに連れて行ってくれた。僕が初めて釣りをしたのもおじさんと一緒。贅沢に撒き餌をして、周りの知らないおじさんに「王子様の釣りだな!」と言われたのを覚えてる。

 

 

 

数年前、たおが生まれてから家族でおじさんに会いに行った。もう痴呆が少し始まってて、上手く話は出来なかったけど、それでも久しぶりに会えて嬉しかった。結局あれが最後の時になってしまった。でも親族の集まりとかでもないのに、何で地方までわざわざ会いに行こうと思ったのかは今でもわからない。何となく会える時に会っておかなくちゃって思ったのかな。そしてそれは正しい事だったように思う。

 

 

 

おじさんには2人の子供、僕にとっては従兄弟がいた。1人は僕と同い年の女の子。美人だけど気の強い従兄弟。そしてもう1人は僕の2つ上のお兄ちゃん。

 

 

 

その2つ上の従兄弟はおじさんに似てとても社交的で、明るく楽しく元気良くを絵に描いたような人だった。僕も良く遊んでもらった。しかし、大学生で一人暮らしをしてた二十歳の頃、突然死してしまった。あの時のおじさんとおばさんの辛そうな顔は忘れられない。子供が親より先に死んではいけないという事が、僕の胸には刻み込まれた。

 

 

 

おじさんは天国で息子と再会出来てるはずだ。おじさんが亡くなってしまった事はとても寂しいけれど、そんな事を考えると、おじさんは楽しみにしながら天国に向かった気がする。お酒が好きで、酔っ払って外で騒いでおばちゃんに怒られたり、本当にお茶目なおじさんだった。きっと向こうでも息子と酒を酌み交わし、ベロベロになってるんだと思う。

 

 

 

これで父方のおじさんおばさんが亡くなるのは2人目。それはもう当たり前の事で、そういう順番が来たんだと思う。人の死は悲しいけれど、逃れられるものじゃない。

 

 

 

おじさんが天国で笑ってたらいいな。