理想の家庭

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吉本隆明さんの本で、円満な家庭なんて幻想であり、良い時も悪い時もあるのが当たり前、その家庭の数だけ実験があるんだと書いてあった。この文面の一つ一つに納得してしまった。

 

 

 

我が家なんて絵に書いた円満家庭の様に見られてる。まあ実際に円満ではあるけれど、それなりに浮き沈みはあった。夜の街に俺が飛び出した事だってある。そんな荒波を数々の実験で乗り切って来た。実験というよりトライ&エラーか。トライしなければエラーもない。

 

 

 

家族というのはこうでなきゃ!なんて嘘っぱちだ。100の家族があれば100の形がある。古風な外に出て稼いでくる父親と専業主婦の家だってあるだろうし、全く真逆な家だってある。家族みんなで何かをするのが当たり前の家もあるだろうし、各自好きな事をやる家があってもいい。子供がいる家もいない家も、そもそも一緒に住んでない家があっても良い。純愛を貫いたって、浮気オッケーだって、各々に恋人がいたって良い。ルールなんて何も無い。

 

 

 

でもそれを築き上げる時に、片方の考えだけで突き進むのはダメだ。パートナーと話し合い、子供とも話し合い、相手に寄り添い、その形を決めていかないとならない。しっかりと膝を突き合わせて話し合えば、その方向性はいずれ見えて来る。

 

 

 

ただ、すぐにその方向が見えると思うのも間違い。お互いの考えた場所に着地するまでは、我慢、忍耐、思いやり、主張と譲歩が必要。その過程で、一緒にはやっていけない!と別れる事もあるかもしれない。自分の身勝手さ、相手の身勝手さを思い知るかもしれない。でもこの作業もしないで別れるのは勿体ない。これは自分を知る機会でもある。自分の大切にしてるものを知り、自分の良い所と醜い所を知り、自分を通して相手を理解出来る貴重な機会。そもそもわかりたいと思う相手に出会えた奇跡の先に、それはあるわけだし。

 

 

 

自分の家庭を築く時、最終的に自分の親はどうだったのか考える。唯一の肌で知るロールモデル。我が家は…まあ何にも考えてなかったかもしれないけどね。笑