無意識と意識の音楽

 

f:id:egawahiroshi:20201119223249p:image

 

 

人間の生活というものが、全て意識的になされているとは思えない。何かを考えて、計画的に行う事は勿論あるけれど、無意識の領域が判断するものは多い。それは条件反射とはまた違った、意味のわからないもの。その無意識の領域は、非現実的に感じるくらい、自分の意思とは関係なかったりする。

 

 

 

音楽を作る過程で、僕はそんな無意識と意識の境界線をユラユラと漂っている。みんなそうなのかはわからないけれど、少なくとも自分は完璧にそっち側だ。この曲にはピアノがいる、アコギだ、ここにパッドが欲しいとか、経験や知識から導き出す音は勿論ある。だけど全く意味のわからない、無軌道に音を鳴らし続け、その中で急にピタッとハマって中心線を描き出す時がある。永遠に感じるくらい、ずーっと意味もなく音を鳴らし続けた先にそんな地平は現れる。そんな音が鳴る音楽なんて聴いたことないけどなぁ…と思いながらその音を選択する。

 

 

 

あの音はどこから来たのだろう?やっぱり結局は聴き漁った音楽の中から導き出されているのだろうか?でも僕としては、もうちょっと神秘的なものを感じていたい。あれは無意識の世界が何かに触れて、こぼれ落ちて来た音だと。僕の意識やセンスとは全く関係ないものだと。ある意味神様からの贈り物。そんな風に思いたいくらい、自分と関係ない音が鳴る瞬間がある。そんな時間がたまにやってくるから、僕は今日も音楽に時間をかけてしまう。必要な音だけをさっさと録音すれば早いんだろうけどね。どうしてもそうはいかない。プロとしては失格ですかね。

 

 

 

作曲でもそんな事がたまにある。勝手にメロディーが出てくるような時。自分的にはある周波数があって、そこにチューニングがピッタリ合った時に、そんな状態になるんだと認識している。あれはある意味マジックアワー。その時間って無闇矢鱈に集中してるし、気持ちも高揚してる。あの時間の脳波とか調べてもらいたいなぁ。どんな風になってるんだろう?

 

 

 

そして僕は今日も明日も無意識と寄り添いながら音楽を作っている。これが正しい作り方なのかはわからない。でも、なかなかに楽しいです。出来上がりが全くわからないんだから。自分で作ってるのに。笑

 

 

 

一か八かの音楽制作術。やっぱりおすすめは出来ないかな。真似しちゃだダメよ。苦笑