イタリアのユーロ2020

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ユーロ2020がイタリア優勝で幕を閉じた。今回は初戦から断然イタリアだった。小気味良く、清々しく、そして抜け目ない新生イタリア。とても前回のW杯に出場出来なかったとは思えない、コレクティブで良いチーム。従来のビッグクラブ優先の選考ではなく、イタリアサッカー協会の指針に沿って様々なクラブから集められたチームは、名将マンチーニのバランスの良い攻撃精神によって見事に組み上げられた。サッスオーロラツィオトリノの選手が重要な位置を占めてるなんて。それでいてセンターバックはユーベの重鎮なのがまた素晴らしい。

 

 

 

イングランドはウェンブリーで何試合も戦える優遇措置と、若さ故の勢いで決勝まで駆け上がったけれど、最後は若さの裏返しと監督の経験不足で優勝には届かず。トリッピアーとウォーカーのダブルサイドバックが機能してたのに変更した事で流れを失い、延長後半、コーナーキックで守らなきゃいけない時に計算できるヘンダーソンとウォーカーを下げ、攻めの若駒ラッシュフォードとサンチョに代えるドタバタ。あれは確実にゲームに影響したし、実際代えたラッシュフォードとサンチョはPK戦で外した。19歳のサカを5人目に持って来るのも含め、PKの人選は首を捻らざるを得ない。スターリング何故蹴らない?グリーリッシュは?ストーンズとか経験のある選手が何故名乗り出なかった?これが最大の敗因でしょう。勇気のイングランドの筈なのに!

 


好印象のチームはデンマーク、スイス、ハンガリースコットランドかなぁ。ウクライナも最後以外は良かった。ベストゲームは断トツでスイス-プランスですね。もう絶叫したもの。スイスは次のスペイン戦も良かった。

 

 

 

残念なのはドイツ、ポルトガル、決勝トーナメントに入ったら急に動けなくなったオランダかな。ドイツは過渡期ですかね。ポルトガルクリロナ優遇の収支が合わなくなってきた。オランダはよくわからん。なんだよ急に。

 


そしてエガワヒロシベストイレブン!キーパーはドンマルンナ、クルトワシュマイケルと良いキーパーいっぱいいたけど、やっぱりゾマーかな。盛り上げてくれたのは。なんかやたらとエモいんだよねえ。

 

 

 

サイドバックはもうウォーカー一択。無双状態だったよ。対抗馬はトリッピアーくらいだからイングランドの充実具合たるや。大好きなムニエも残念ながら。

 

 

 

逆に左サイドバックは多士済々。本当なら今大会の一番の発見のスピナッツォーラなんだけど、怪我しちゃったからねえ。絶対喧嘩したくないルークショー、いつも気が利いてるスイスのリカルドロドリゲス、兄の背中に追いついた弟アザール、なんだかんだでジョルジアルバ。でも1番はチェコ戦のアウトサイドクロスが衝撃的なメーレでしょう!あれは痺れた!自分的今大会ハイライトはあのプレー。

 

 

 

センターバックは何はなくともキエッリーニ。あのベルギー戦の笑顔見た?あんなに楽しそうにサッカーする36歳いないでしょ。俺達仲良しだよ!って肩を抱かれたあのヴィツェルの迷惑そうな顔ったら!あれも今大会のハイライト。

そしてもう1人は相棒の強面ナンバーワン、ボヌッチを押したいけれど、エリクセンが倒れたときの対応も含め、大人というか人間としての大きさを示したケアーを入れたい。あんな事が起きた時に、冷静に正しい対応が取れるなんて、本当に尊敬しかない。それが試合中にも透けて見えるのが。やっぱりなんでも最後は人間だよね。人間だもの。

 


中盤は底に2枚置く。1人はジャカ。これは決定的。フランスを倒したあの試合の全能感。スペイン戦の不在が悔やまれる。いたらベスト4行けたでしょ。

もう1人が悩む。マエストロのジョルジーニョも素晴らしかったし、フィリップス、ライスの躍動感、老獪なブスケッツ、出番は少な目だったけど印象的なロカテッリなどもいましたが、やっぱりバロンドーラーは違う!と思わせてくれたモドリッチかな。クロアチアも下り坂の時代で難しかったけど、最後で踏ん張るモドリッチは頼もしかった。

 


攻撃的なMFは3枚、まず真ん中トップ下はダニオルモで決定。イタリア戦の八面六臂な活躍が印象的。怪我しても凄かったデブライネ、デンマークのニュースター、ダムスゴー、グループリーグまではワイナルドゥムも良かった。あとバレッラはイタリア全体が良かったから個が目立たなかったかな。

 


左はインシーニエかな。あんなに小さいのにテクニックと勇気で挑んでいく姿が痛快。個人的にはペリシッチも好きだけど、峠は越したかねえ。逆にニュースターはベルギーのドク。あの突破は爽快だったな。もう兄アザールいらないかもと。まああとはスターリングね。活躍したけどなんか好きになれないのよ。申し訳ないけど。

 


右は迷うけど息子キエーザかなぁ。もう父超えた感ある。1人でディフェンスラインに挑みかかる姿が痛快。あとは個人的にヤルモレンコ。なんかエモいのよ。最後は燃料切れで全くダメだったけど、地味なウクライナの中で孤軍奮闘する姿は素晴らしかった!あとはイングランドのニュースター、サカ。最後にPK外して悲劇の人になっちゃったけど、19歳にあの役目を負わすサウスゲートが悪い。

 


そしてトップは圧倒的なフィジカルのルカク、ドラマティックな得点が多かったセフェロビッチ、決勝で存在感なかったけどリーダーとして引っ張ったケインの3人かな。気持ち的にはセフェロビッチだけど、ここはルカクかなぁ。大物の匂いがする様になったよね。ケインは決勝が残念すぎて。試合前は自分的にはケインで決まりだったんだけど。

 

 

 

そんなこんなでユーロの細切れ睡眠生活も終わり。やっとゆっくり寝られます。24チームに水増しされて不満のユーロではありましたが、スイス、デンマークの躍進で楽しめたね。少なくとも前回ユーロよりは楽しめたかな。

 

 

 

応援してたイタリアが優勝。応援した甲斐があったなぁ。感無量。そして来年はもうW杯!ついにタイトルを取ったメッシのアルゼンチンとイングランドの因縁の対決が是非見たいね。メッシが神の手してもVARでレッドカードだけど。