歩くスピードで

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昨日は久しぶりにライブハウスへ。下北沢251。消毒は勿論、換気も頻繁に行い、みんなマスクして、大きな声も出さず、ソーシャルディスタンスを保って、なんとかこの大切なものの灯を消さないようにしている。そんな姿に胸を打たれる。

 

 

 

そしてそれに応える様に素晴らしいライブを行ったのがエアロノーツとマドラス。2バンドとも何度もこんな状況下で足を運んでくれた事への感謝を述べる。

 

 

 

エアロノーツはベテランバンドだけど、僕は見るの初めて。ストーンズの様な伝統的なロックンロールと、マッドハニーの様なジャンク感と、そこにJAYWALKまで感じそうな抒情的なメロディーと歌が入る。これがどう混ざるんだよ?と思うけどしっかり溶け合ってるのが見事としか言う他ない。全身全霊でバンドマンであり、全身全霊で熱いロックンロール。ポストパンクのようなジャキッとしたギターが好きだなぁ。

 

 

 

マドラスはいつも通りの優しいロックンロール。でもこんな状況下で強みだなぁーと思ったのは性急なロックンロールだけではなく、歩く様なロックンロールが出来る所。

 

 

 

正直この状況下では、急に性急なロックンロールをかまされると心と体がついていけない時がある。これを待ってた!という気持ちがありながら、真正面から受け止めるパワーが足りない。ただ歩くスピードの様な音楽は、ポップソングにはなってもロックンロールにはなりにくい。でもマドラスは歩く様なリズムでロックンロールする。寄り添うようなロックンロールをかましてくれる。そして今の体制ではそんな歩く様なグルーヴが一番心地良い。

 

 

 

いやしかし、この状況下でも歩みを止めない姿勢には頭が下がる。それも一度はチューインガムウィークエンド後に音楽を、音を鳴らす事を止めたことがある橋本さんが、今回は絶対に歩みを止めない姿勢を見せてる事にとても胸を打たれる。とにかく前へ。走れなくても、全力疾走は無理でも歩いて前へ。這ってでも前へ。

 

 

 

きっとそうでもしてないと死んでしまうんだと思う。昨日音を奏でたようなバンドは、音が鳴り止んだら死んでしまう。だから今日も音を奏で、細心の注意を払いながらステージに上がる。そしてそんなバンドの音には重みがあり、優しさがある。そして美しい。

 

 

 

今は走れないかもしれないけど、歩きながらでも前に進みたい。そんな素敵な一員に僕も居たい。音楽を奏でる仲間として。音楽の灯は消さない。決して。

 

 

 

それぞれ出来ることを精一杯。それだけ。それぞれのロックンロールを。

 


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