母の誕生日

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今日は母親の誕生日だそうだ。さっき兄からのLINEで知った。親の誕生日も覚えてない、ダメダメな末っ子ですいません。

 

 

 

うちの母は本当にお人好しのただの良い人だ。ただただ周りの人に尽くし、何も見返りは求めない。弟が腎臓が悪いとなれば腎臓を差し出し(でもまだ小さい子がいるからダメだと父親に止められた)、自分が出来る事は全てやろうとする。それで民選委員を任されたり、児童館のおばさんをやったり、ボランティアにも担ぎ出されていた。

 

 

 

それでいて楽しい事が沢山ある人だ。料理も好きだし、裁縫も好き(ドレスメーカー女学院出身)。興味のある事に次々手を出して、とにかく時間がない!が口癖の人だ。常に頭の中にやりたい事がたくさん。この間はもっと折り紙をやりたいと言っていた。

 

 

 

そして働き者だ。朝も早く起きて畑を耕し、ご飯を作り洗濯掃除をして、地域の仕事もこなす。僕のおじいちゃんの痴呆が進んでいた頃、母親は全ての世話をしていた。抱え上げてお風呂に入れたり、下の世話も勿論した。自分の親では無く、夫の親でも手抜きはなかった。

 

 

 

体力も凄かった。70を超えても中国まで山登りに行ったり、マラソンに挑戦したりしていた。今でも沢山の野菜をリュックに詰めて、我が家まで急にやって来たりする。僕は小さい頃から母親はスーパーマンなんだと思ってた。

 

 

 

そんな母親が今日で81だ。沢山苦労もかけた。離婚する時は福岡まで駆けつけて、前の嫁の両親の前で土下座していた。父親からは「お前の育て方が悪いからひろしはこんな奴になった」という手紙を受け取り、それも全て飲み込んでいた。僕が家を出る時に、ギターを眺めながら「これが無ければ…」と呟いた姿が忘れられない。

 

 

 

そして2回目の結婚をした時、末っ子の結婚式で浮かれた母親は、酒を飲みすぎて僕の涙のスピーチ中にゲロを吐いた。しかも息子の晴れ姿に迷惑をかけてかけられないとほぼ全てを飲み込んだ。それがうちの母親だ。とても僕の母親らしいエピソードだ。

 

 

 

僕は母親からの愛情を疑った事がない。それがどれだけ素晴らしい事なのかは親になった今は良くわかる。僕は愛情に包まれて育った。それは間違いない。それは今自分の幸せの礎なんだと思う。その上にたおや嫁の笑顔もある。

 

 

 

たおはおばあちゃんが大好きだ。思う存分甘えている。そしてそれを母親は全て受け止めている。

今日の夜には電話をしよう。たおの声を聞かせよう。それが1番のプレゼントだ。プレゼントなど必要ないという人だけど。

 

 

 

誕生日おめでとう。僕はあなたの息子に産まれた事を感謝してます。まだまだ長生きしてもらえたら。それだけが今の望みかな。