プリンス論

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ノーナリーヴスの郷太さんが書いた「プリンス論」読了。ミュージシャンが書いてるのでとても音楽的でわかりやすい。そしてプリンス愛に溢れた本で、スルッと読めた。プリンス聴きながらね。

 

 

 

今の僕はブラックミュージックを聴く率が多くなってる。まあフィリーソウルとディスコ感のあるファンクばかりだからとても偏ってるけれど、それでもパンク、ニューウェイブオルタナティブばかり聞き漁ってた頃と比べたら随分の変化。そして振り返ると、そんな自分でもブラックミュージックの火種は常に持ち続けていて、そこに火が付いたんだと思う。そしてその火種の中心にいたのはプリンスだった。

 

 

 

僕のプリンス歴はパープルレイン以降。この本を読むと、実はプリンスの策略にハマっていた事がよくわかる。プリンスはアルバム「1999」くらいから、白人にも受ける音楽を意識して曲のテンポを上げ、ヘヴィなギターを全面に押し出していった。そしてスタジアムでのライブに対応して、届きにくいファルセットボイスを減らしたそうだ。それはまさにプリンスが売れる為にした事。サービス精神であり、偏執的なまでの「自分の音楽は沢山の人に聴かれるべきだ」という意思。そしてその意思は、見事に僕の心にクリティカルヒットした。

 

 

 

音楽リスナーの初心者には、黒人音楽というのはちょっと難しい所がある。リズム、コード、ボーカリゼーションが玄人的というか、一歩階段を上がったところににある音楽というイメージ。でもプリンスは黒人のとても少ない街ミネアポリスで育ち(黒人音楽専門のラジオは1局しかなかったそうだ)黒人音楽とそれ以外の音楽を区別してなかった。なので黒人音楽としてはとても敷居が低い。でも天才爆発なので、奥はとても深い。刺激的。そりゃハマるよね。そして今では、プリンスのおかげでソウルのコーナーを念入りにチェックする様になり、シルクソニックの新作を楽しめてる自分がいるわけです。

 

 

 

でも最初は気持ち悪い!って毛嫌いしてたなぁ。裸にコートが受け付けなかった。初見で何でも判断する風潮があるけど、そうじゃないものもある事を頭の隅に置いておきたいよね。プリンスを聴くといつもそう思う。大切な事を教えてくれたんだな。黒いビキニパンツで。

 

 

 

プリンスのおかげで出会った沢山のブラックミュージック。豊潤な音楽。音楽って楽しいね。

 

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