ペルソナ

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中野信子さんの「ペルソナ」読了。結構中野さんの本は読んでるけど、これはダントツで暗い一冊。でも為になる話が沢山。やっぱりこの人好きだな。

 

 

 

昔ルーリードがインタビューで「本当の自分なんてものは無くて、誰かに接する時にはその人用の仮面を被るんだ。そしてそれがいくつもあって、その全てが本当の自分なんだ」と話していて、僕は膝を打った覚えがある。明るい人と思われてる人に暗い面が無いわけが無いし、人見知りする人が饒舌になる時だってある。人の思ってる自分に自分自身を押し込めて苦しんでる人がたまにいるけど、その入れ物も自分自身を表してなんかいない。変に一貫性に拘ると精神のバランスは崩れる。脳科学的には、人間は一貫性の無い生き物なんだって。辻褄ばっかり気にしてると、不安定になるんだよ。

 

 

 

僕が考える自分自身とは、自分で内面を叩いたり、さすったり、さらには傷つけたりして出来たデコボコが、外から見ると飛び出したり、へこんだりしてて、そのフォルムがその人自身を表すという考え。自分は内面でごちゃごちゃやってるだけで、外は見えてないから、本当の自分なんてものは自分では見えない。外から見たって見る人によっても変わるから、本当の自分なんて無いという考え方。それがこの本で、脳科学的には間違ってないんだと確認出来た。人間そんな立派じゃないって。

 


自分探しって無駄だと思うなぁ。なりたい自分を考え抜くのは必要だと思うけど。自分なんてのは不定形だからね。あんまり昨日の自分の事は気にしない方が良いよ。まあ約束は守った方が良いと思うけど。