作家は変態

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僕は読書家ってほどじゃないけど本を読むのが好きで、好きな作家も何人かいます。そして小説の世界からその作家自身の人となりを想像するんだけど、エッセイとか読むとビックリする事があって。思ってたんと違う!って。

 

 

 

その筆頭はいしいしんじさん。ドリーミーでほんわかした人かと思ったら、結構鋭いナイフのような感じで。危ない匂いがプンプンする。最初に読んだのが中島らもさんとの対談だったのが悪かったか。いや、その一面がまた面白くて、エッセイも良く読んでるんですけどね。

 

 

 

そして今回読んだ村田沙耶香さんはその真逆で思った通りの人。いや、というか思った通りに変人だったんだけど、その想像を軽く超えるくらいの変人でびっくり!もうこの「となりの脳世界」が面白すぎて、嫁にこの人がどんなに面白いかを説明する事が何度もあり、その度に本を捲る手が止まる非常事態。発想も、感受性も宇宙人。

 

 

 

僕は芥川賞受賞作品でこれ面白い!って思った作品は少なくて、そりゃ新人賞なんだからそういうもんだと思うんだけど、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」だけは別。本当に面白かった。そしてその面白さの理由はエッセイを読むとさらに理解出来ます。

 

 

 

小説家といえば、中村航さんとは仕事もしてるから仲良くしてもらってるし、他にも何人か会った事がある作家さんはいます。でもやっぱり、みんな普通ではない。ミュージシャンより圧倒的に変態的だなぁーって思います。でも言葉、文章という誰でも使えるものを使って、心にめり込むような作品を作るんだから、そうでもないと作れないんだと思う。ミュージシャンだったら楽器の習得なりがあるし、その楽器の才能が人間を超える事がある。でも言葉は誰でも自然に使える武器だからね。もっと根源的というか。とにかく頭や人間が、ダイレクトに作品と繋がってる。

 

 

 

村田沙耶香さん、今1番会ってみたい人筆頭。でも会うのが怖くもある。話通じるだろうか?レベルの不安。この本を読めばその感想もご理解いただけるかと。本当におすすめです。面白かったー。