レコメンド

 

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最近仕事で普段あんまり読まない種類の小説を読んだ。とても爽やかで、物語も良く出来てて、意外に楽しく読めた。でも、これは仕事じゃなかったらまずタイトルや装丁が自分のフィールドには思えなくて手に取らないだろうなぁーというのは正直な所。

 

 

 

自分は読書家と胸を張って言えるほどではないけれど、それでも本は好きだし、好きな作家もいる。最近はもっぱら村田沙耶香さん。もう何読んでも面白いし愛おしい。可愛い。そして怖い。僕にとってこの「そして怖い」が大事な気がしてる。

 

 

 

1番好きないしいしんじさんにしても、まるでおとぎ話のような可愛らしさや美しさがあるんだけど、それでも最終的にはなんか怖い。角田光代さんもそうだし、村上春樹さんだってなんか怖い捻れ方を良くする。でも恩田陸さん、奥田英朗さん、伊坂幸太郎さんとかになると徐々に怖さはなくなる。その分、物語の展開する面白さは増して行く。宮部みゆきさんとかはどっぷりそっち側。物語の面白さは怖さを薄れさせてくれるのかもしれない。ちなみに桐野夏生さんまで行くともう物語が面白くても闇雲に怖い。ちょっと読むのに体力いる作家さん。村上龍さんもそうかなぁ。インザミソスープ怖すぎ!でもハマると緊張しながらも読むことをやめられなくなるから不思議。ちなみに湊かなえさんはイヤミスの女王なんて言われてますが、意外と物語の面白さなので、そこまで怖くないです。

 

 

 

でも自分のフィールドだけ読み続けるのってなんか面白くないよなぁーって思います。今はレコメンドの世界で、あなたはこれも好きかも!って出て来るし、とても便利な機能だけど、そればっかりになると幅が狭くなる。だから無理矢理にでもたまに別のフィールドに触れるのは大事だなって感じてます。これが若いうちだったら尚更。若いうちはわかんないけど痩せ我慢して触れるのも必要だと思うなぁ。それで広がるものってあるしね。音楽は特にそう思うかな。

 

 

 

レコメンドの隙を縫って、自分に届く門外漢の作品って、最早運命すら感じます。そういう出会いは大事にしたいよね。人間もそうか。意外な出会いって楽しいからね。