才能

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まだ高校生のアマチュアバンドだった時代。時はバンドブーム真っ只中。僕はボウイ崩れだらけのバンド達に囲まれて、必死に違いを打ち出そうと曲を作っていた。

 


あの頃は南浦和のポテトハウスというライブハウスに良く出ていて、そこの店員のお兄さんに「君の作る曲は聴いたことないのに、何故か懐かしい気持ちになる」と言われた事を強く覚えている。ニューウェーブだ!パンクだ!とか言ってたけれど、僕の持ち味は懐かしさだった。普遍的というか、あまり時代に流されないメロディーが売りだったのかもしれない。

 


そして現在、実はあの頃作ったメロディーをリサイクルして曲を作ってたりする。曲の中に強烈に残ってるメロディーというのがあって、その部分だけを抽出して、他の部分はプロとなった経験と技術で形にしていく。曲で大事なのは真ん中にあるその強烈な部分。あとは経験でどうにかなる。でもその部分だけは閃かないとどうにもならない。芯がない曲には魅力は宿らない。

 


そしてそのリサイクルされた曲が採用されたりするのを見ると、結局あの頃から自分は変わってないし、根本のメロディーを産む力ってのは最初から備わってたんだなぁーと感じる。それを伝えるべく形にする技術が無かっただけで。いっぱい音楽を聴いて、それを肥やしにして音楽作りに邁進してるけれど、それは後付けであり、大切なのは最初から自分の中にそこ何かが有るのか?って事なのかもしれない。

 

 

 

別に才能ない奴は音楽作るな!とかじゃないよ。自分が才能持ってるかどうかはその時点ではわからないって事。だから作りたいんだったら作るだけだよね。やりたいんだったらやるだけ。失敗かどうかは誰が決めるんだかわかんないし。俺の事、失敗だって人も、成功だって人もいる。そんなの、正解なんてないんだから。まあ一つ言えるのは、死にたくなるくらいならやんなくていいよね。それだけかな。思うのは。喜びがあるなら、頑張ってー。音楽作るの楽しいよ。