やる人とやらない人

 

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最近また色々人生が動き出してると感じる。もう51にもなったから、振り返る人生も沢山あって、辿って来た山あり谷ありを眺めると、傾向みたいなものが見えてくる。

 

 

 

動き出す瞬間ってのはいきなりポンッ!ってやって来るわけじゃない。大体微妙な匂いみたいなものが漂い始め、最初は現実味がなかったりする。けどそれが急に形になり始めてびっくりする。でもそれは最初からそこにある。何もない所からは現れない。

 

 

 

コンペで作品が採用されるようになった時も、キープが連発して、ぬか喜びを何度も経験してからだった。それが当然のようになり、日常になり、その後、採用されるようになる。

ゲームの音楽に関わるようになった時も、もっと前から別のことでプロデューサーと関わる事が増えていた。自分ではその先の事はイメージしてない。理解してない。でもそこには既に道が出来ている。

 

 

 

高校生でバンドを始めた頃。みんなが描いてた妄想は、ライブやってたら急に業界の人が名刺を持って現れて「君たちいいね」なんて言われて契約を結ぶっていうストーリー。いやそれもどこかにはあるんだろうけど、そんな事はほとんど起こらない。もっと地味な出会いなり、コンタクトがあって、そこから何度もライブに足を運んでもらい、実際の話が進む。急なドラマチックな展開はあまりない。そんな一足飛びの夢は見ない方が良い。いや夢は見ても良いけど、やる事やってからにした方が良い。

 

 

 

動き出す時にわかるのは、何もない時も、匂いすらしない時も、変わらずにそこで何をしてたかってのが重要だという当たり前の事実。その時に指を咥えて何もしてなかった人には何も現れない。それでもやるか、やらないか。それが現実。

 

 

 

今みたいなネットで色々繋がれるような世界、チャンネルが沢山ある時代には、闇雲に動いた人の方が可能性は上がる。そんなお手軽な!とか、もっと熟考しろ!とか、そういう人もいるだろうけど、まずやらないと何も始まらない。やる人はやる。やらない人はいつまでもやらない。それはいつの時代も真理。やる人には何がが起こる。ま、それは可能性が上がるだけで、夢は必ず叶うとは言えないけどね。それでもやりたい事ならやるんだよね。やらない事はやりたくない事なんだと思う。自分に嘘つくと疲れるから、本当にやりたい事をやりましょう。やりたい事の為のやりたくない事ってのがまあ厄介なんだけどね。それについてはまた今度。