昨日は横浜までリリリリちゃんの3rdワンマンライブを見に行きました。久しぶりのワンマンだったけど、昨年一年色んな経験をしたのが身になってるなぁーってのをとても感じるライブでしたね。あとやっぱりみんな大人になった!高校生もそろそろいなくなるのかな?しみじみ。
そして挨拶の時間も取れずに下北沢へ移動。美少女達との挨拶よりおじさん達のイベントを優先する俺。マドラスとウィルベリーのイベント「shout to the top」へ。ゲストはレピッシュのマグミさんのバンド、ブレスレス。
マグミさんが還暦とか信じられない!動きも歌も、そして色気も何も衰えてない。完全にスターのオーラ。そんなマグミさんを見て、ボーカルの立ち位置というか、ポジショニングみたいなものを考えてライブを見てました。
ウィルベリーのジョウさんは、マグミさんと同じスタータイプ。ザ・フロントマン。サッカーのFW的に言えばワントップ。ペナルティエリアが仕事場で、他のメンバーはそこにボールを入れる。スペースを空けてそこにメンバーを入らせるとかはしない。でもそのシステムに合うメンバーがしっかり集められており、サイドメンとしての気品とか、秩序みたいなものがしっかりあって、ジョウさんを盛り立てる。それがウィルベリー。イタリア的バンド。これはスターが輝かなければいけないシステム。昨日のジョウさんはしっかり輝いてましたよ!スターのオーラと隣のお兄ちゃんのハイブリッドだね。ジョウさんは。
マドラスはまた違って、橋本さんの歌を中心に形作られてるのだけど、橋本さんはペナルティエリアに固執しない。その空けたスペースには木下くんのギターは勿論、えらちゃんのベースも、リコ君のギターも飛び込んでくる。言わばゼロトップタイプ。ゼロトップは飛び出す選手がいないと成り立たない。時にカオスになりながらもハーモニーが生まれる素晴らしいバンド。スペイン的な感じですかね。
あと論点とはズレますが、昨日特筆すべきはドラムのみつきちゃんの覚醒。最初は正直リコ君から連なる歴代の名ドラマーの後は大変か?と思ってたんだけど、自分の色がしっかりバンドに馴染んだね。品があって、歌心があって、出しゃばらない。でもしっかりリズムは顔を出す。例えるなら初期のビートルズ。リンゴスター。80年代以降のやたらドラムが前に出る感じではなく、後ろにいて、さりげなく曲を支える。ダンスミュージックの興盛でドラムは派手に行かねば!って風潮が強いけど、音楽には色んな種類があるんですよ。マドラスのジェントルな音楽にはピッタリ。
昨日は美少女から還暦のおじさんまで振り幅のデカい一日でしたね。音楽って色々あるんですよ。1種類じゃない。色んな楽しみ方がある。色んな音楽を作って、色んな音楽を楽しみたい。そんな風に思いながら家路に着いたのでした。