「ガラクタ」

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昨日は全く作業が進まなかったけれど、今日はお昼まで順調に進んだ。夜には出掛ける予定があったので、午後はインプットの日にして、大竹伸朗展に行って来た。


とても有名な現代アートの人だし、直島で見たサイケデリックな銭湯の作品もとても好きだったので、行こう行こうと思ってたらそろそろ終わってしまう時期に。こういうのは行かないと後悔するんだよね。なのでフットワーク軽く東京国立近代美術館へ。


大竹伸朗だけじゃないんだけど、現代アートで好きなのはどこかにガラクタの要素がある作品。思いや記憶をかき集めらるように手繰り寄せ、それをサイケデリックな混沌の中に放り込む。大竹伸朗作品はその色がとても強いので、惹きつけられます。最初から最後まで、なんとも言えない興奮を胸に抱きながら歩き回ってました。楽しかったな。


僕は自分をガラクタだと思ってます。音楽の才能、楽器の技術やセンスや耳の良さもガラクタだし、人としてもしっかりしてないところが多いし、イケメンでは全くないし、ファッションのセンスも酷い。でもそんな自分のガラクタを集めて作った作品(僕にとっては音楽かな)が、美しく光ったり、人を楽しませたり、心に届くものになる。そんな瞬間がとても好きなんです。それを追い求めてずっと音楽を作ってる。

実際にはガラクタを集めたなだけでは通用しなくて、ある程度の技術やら知識やらセンスが必要で努力しなくちゃいけないんだけど、根本的にはガラクタから美しいものを作る。その姿勢はいつも忘れたくない。それが僕のアイデンティティ。その感覚は音楽を作り始めた頃から一貫して変わらないです。もはや強迫観念と言ってもいいかも。


本当はきっちり出来ないだけなのか、怠惰なだけなのか、その可能性も否定はできませんが(苦笑)そんな感覚で僕は音楽を作り続けます。もう方向転換は出来ないよね。大竹伸朗展を見て、その思いはさらに強まった気がします。


さて今日はこの後同期の盟友SSW小林建樹と、同い年の憧れSSW高橋徹也のツーマンを見て来ます。今日は刺激の一日だね。楽しみ。

 

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