先日のベストヒットUSAで、デュア・リパとドナ・サマーの特集をやってた。特集の内容も良かったけれど、この2人を並べた事にとても意味を感じた。
今の時代にディスコクイーンという言葉が成立するのかはわからないけれど、ディスコクイーン今昔物語として、この2人ほどぴったりの人はいないと思う。ダンスミュージックの中の下世話な部分をデフォルメした様なディスコミュージックは、人が違うとただの軽薄な音楽になる。いやただの軽薄な音楽の良さもあるのは間違いないのだけど、この2人はそうはさせない、何というか品みたいなものを感じる。この歳になると、音楽だけじゃなく、何に対しても品って大事だよなって思う。品がない奴とは一緒にいるとしんどいし。
ドナ・サマーで良いのは、ドイツのミュンヘンの地で、アメリカのドナと、イタリアのジョルジオ・モロダーが会うという物語。国が1つ、文化的基盤が1つでは面白くない。2つでも弱い。それが3つって所がとても良い。それが3つ揃う所がドナ・サマーの良さだし、強みだと思う。
デュア・リパがドナ・サマーくらいの存在になるのかはまだわからない。1つ思うのは、ジョルジオ・モロダー的存在が欲しいなって事。でもイギリスのデュア・リパにアメリカ人じゃ弱い。もっと違う国の人、音楽の世界でメインストリートじゃない国の人と組ませたい。誰が良いかなぁ?日本人として石野卓球と組みましたとかも面白いけどねえ。JYパークとかも面白いか。
今の音楽は簡単に国境を越えるから面白い。ディスコミュージックにはそのくらいの軽さが必要かと思う。ディスコミュージックのわかりやすさは世界をヒョイっと超えると思うから。
何で自分がこんなにディスコミュージックが好きなのかは相変わらずわからないわけですが。