昨日は橋本さんからお誘い頂き、the MADRASとwilberryのイベント「shout to the top」に行って来た。昼間はずっとPC問題で腐っていたので、気晴らしにもちょうど良く、とても有り難かった。
ちなみにprotools問題は、この後同じような事になる人の為に教えておくと、永続ライセンスのアップグレード版というのがあって、アップグレードしたい時はそれを買うのだという事がわかった。いずれやらなきゃいけない事だったから、ちょっと気が楽になった。凡ミスでお金損した!って感じはなかった。
しかし昨日はまだそんな事も理解していない。ライブ前に軽く(3杯くらい)ヤケ酒飲んで251へゴー。
会場に着くとウメちゃんがご機嫌なDJで盛り上げている。かかっていたのはモックタートルズ!俺以外に好きな人を知らない心のバンド!ウメちゃんは落ち込んでる俺の為に選曲したんだ!と勝手に感じて大盛り上がり。
そんな中トップバッターにウィルベリー。DJの流れからマッドチェスター、レイヴオン!コレぞセカンドサマーオブラブ!なライブ。でも面白いのは竿もののお二人は多分そんなにマッドチェスター通ってない(笑)でもその異物感が大事なのがロックバンドというもの。まあジョウさんのボーカルなんて異物の塊だからね。ハイハットやアルベジオの領域まではみ出す、高音域の倍音を含む類を見ないボーカル。それが中域重視のベース、太くレンジの広いギター、重心の低いドラムと合わさり、パズルのようにバンドサウンドに組み込まれていく。コレぞロックバンドの妙。
あ、新曲キャッチーで良かった!
2バンド目は初めましてのジ・エイト。ダブルオーテレサの人なんですね。とにかく熱量!というライブで、でもメロディーは僕のような作曲家の世界に近いキャッチーなもので。その対比が面白かった。とにかくライブが嬉しい!楽しい!という事が溢れ出るライブ。
そしてトリはマドラス。昨日は橋本さんの歌がとにかく良かった。安定感も、迫力も、青さも、良い所全部出てた。橋本さんが絶好調の時って、バンドは見事に一つにまとまる。えらちゃんのあそこ良かった!とか木下君のあそこが!とかならない。バンドとして良いライブ。なのでとても些細な所が良いなぁーって感じられる。例えばリコ君のストロークの大きさ、強弱がバンドの音にピッタリで良いとか。そんな些細な所。みつきちゃんの歩くようなグルーヴと本当に寄り添ってて良かったなぁ。爽やかな風を受けているようなライブだった。
ライブの間、嫌な事、悩んでる事はどこかに飛んでいた。音に包まれている間、痛みは感じなかった。ああ、音楽ってコレだよね。悩みを解決してくれるわけでもなく、忘れさせてくれるわけでもなく、その瞬間だけ空白を生んでくれる。でもその瞬間に呼吸が出来て、その音が鳴り止んだ時、その悩み事に立ち向かう勇気がちょっぴり芽吹いている。音楽って凄い。単純にそう思った。
帰り道、オンデマンドでユーロ見ながら帰る。もう意地のようにユーロ見てます。音楽とサッカーが自分の人生の娯楽なんです。死ぬ気で楽しむべし。
昨日はお客さんのムードも良かったな。