毎朝のウォーキングが続いている。絶対に毎日行く!とか頑ななわけでは無く、早く起きたらというこの緩いペースがちょうど良い。
相変わらずなるべく歩いたことのない道を選び、ゆらゆらふらふらとあちこちを歩き回っている。おそらく朝の自分を尾行したとしたら、とても危ない感じがすると思う。泥棒の前調査のような動き。
そして最近は、細い道を見つけたら必ずその道を選ぶようにしている。細い道にはその場所にしかない独特な空気感がある。少し湿ったような。お墓の横路とかも多いからだろうか?そしてよく行き止まりにぶつかる。行き止まりを目の前にすると、なんというかゲームオーバーの感覚に襲われて、敗北感を感じる。そんな時は「クソっ」て口に出したりしてる。小さな声で。
しかしこの知らない道を歩き、行き止まりかもしれない細い道を行く感覚は、自分の奥底にある感覚にとてもフィットする。知らなという感覚も好きだし、どうなるかわからないという感覚も大好きだ。別に破滅願望があるわけでもないのだけど。
今日は蔵のある公園に出た。あと七福神の誰かなのかな?腹の出たおじさんの銅像みたいなのも。知らないって面白い。いつも驚きが欲しい。それは自分が音楽に求めているものと同じ。自分の感覚と音楽の感覚が、同一化していくのを感じてる。やっと自分は音楽人間になれたのかもしれない。