昨日はマドラスのアコースティックワンマンへ。ライブ前には久しぶりの1人飲み。ちょっと飲みすぎたけど、美味しいツマミをお酒と一緒に、1人噛み締めながら頂く時間はやっぱり特別だなと。そう再確認。
そしてマドラスのライブも特別なものがありました。何が特別かって、風知空知の来月閉店が決まっており、マドラスもここでライブをやるのは最後というのが分かっていて。各メンバー、この風知空知という箱への思い入れが演奏に乗っていたように思います。
マドラスはロックバンドだから、大音量で掻き鳴らすのが本分。えらちゃんなんて大音量宗派の人なので、本人も言ってましたが、アコースティックへの意識はそんなになかったそうです。でもマドラスのソングライティングは実にアコースティック向き。繊細にコードを鳴らしてるし、ネオアコに近い練られたハーモニーが盛りだくさん。リズムも大味じゃなくて、細かく考えられてる。さらには橋本さんの切なさマックスな思春期ボイスが際立つ。
でも、それはロックバンドである事とは離れて行く事でもあって。なのに風知空知という箱は不思議な所で、アコースティックでやってもバンド感を損なわない。バンドの腕もあるとは思うけど、風知空知という場所の音の特性がそうさせてるように思います。だから風知空知で聴くマドラスのアコースティックはとても良い。カメちゃんの鍵盤も良く映える。昨日も素晴らしかったな。10月に出す新曲がピークに感じられたってのも良いよね。新曲が良いバンドは信頼できる。
自分もカバーナイトやらで風知空知には良く出させて貰いました。思い入れがあるから、無くなっちゃうのは寂しいね。でもこうやって色んなものが進んで行く。一期一会を噛み締めて、バンドも箱もいつ終わるかわからない。シンガーソングライターだっていつ亡くなるかわからん。だから観れる時には観に行かないとね。うん。
あ、そういえば自分のライブも来週だった。お時間ある人は是非お願いします。
9/11(水)神保町waiwaihall
「神保町で待ち合わせ〜Vol.22」
19:00開場/19:15開演 料金¥2400+1D
出演 エガワヒロシ×田村直希/Polygon Head(バンド)/plango/片貝篤史ミルキーウェイ
#themadras
#田村直希