元IZ*ONEのイエナのニューシングル「NEMONEMO」がとても良いです。この中毒性は流行りそうな予感。
IZ*ONEの「Panorama」のような雰囲気を更にテンションアップさせて、そこにイエナの持つ天真爛漫さを強調した曲調はインパクト充分。さらにはYOASOBIみたいなJ-POP感も注入して作り出したハイパーな雰囲気は、ケミカルでカラフル。これはTikTok辺りで流行りそう。
やっぱりハングルならではのシンコペーションを強調した曲調が心地良いなぁ。イエナのとにかく明るいキャラクターと相まって中毒性が高まる。NMIXXの「DASH」とかもそうなんたけど、英語もハングルのシンコペーション感覚と親和性は高いから、キーとなる言葉は英語だったとしても、やっぱり発語の気持ち良さがある。そこが徹底されてる。そこにフォーカスを絞って作ってるんだと思うなぁ。音階のメロディーより発語感。これが現代のメロディー感覚。新しいかどうかはまた色々考察の余地はあるけれど。
これが日本語は苦しいんだよね。元々のっぺりしてるから、シンコペーションの感覚は薄い。もちろんやろうと思えば出来るんだけど、ちょっと無理してる感は出ちゃう。なので歌にテンションがないとキツくなる。まあだからK-POPは日本語バージョンになるとあれ?ってなるんだよね。
今、作曲家をやるならこの感覚はないとしんどい。所謂メロディーの上下だけがメロディーではなく、強弱や歌い方が重要になってくる。そしてそれは、歌い手のキャラクターがとても重要になるって事。イエナの新曲はそこが良い相乗効果になってるように思います。良い音楽はやっぱり出会いありきなんだなと。そんな事を思った、風邪でベッドに横たわる昼下がりです。
鼻水は良くなったけど、喉のイガイガがしんどい。作業は停止中。