悔しいと嬉しい

午前中はギターを弾きまくっていた。最近良くギターを弾く。いろんな曲を作って来て、ギター全く弾かない時期もあったけど、結局お里に戻って来てる気がしてる。ギター1本入れると深みが出るんだよね。不思議と。そんな風にして今日も曲を作っている。


この間、録画してあったEIGHT-JAMで、2000年以前と以降の素晴らしいサビ、ベスト50というのがやっていて、それを見た。唸るくらいの素晴らしいサビのメロディーの連発。ランキングには特に文句は無く、素晴らしい曲ばかりが選ばれていた。


ここは指差して笑ってもらって構わないのだけど、それを見て、僕はただただ悔しがっていた。不機嫌になっていた。そこに自分が作ったメロディーがない事を。俺にだってここに並ぶメロディーはある!と思ってる痛い自分がいた。そしてちょっと塞ぎこんだ。何も成し遂げてないくせに、悔しさだけは一丁前。でも、やっぱり悔しかった。


そんな時間を過ごした後、何気なくTwitterを見ていて、自分に感する投稿を見つけた。そこには、自分の弾き語りの「LOVE」を歌う動画が貼り付けられていた。そして、そこに書かれた一言にハッとした。


「自分が生きてる間にもう一度、もう一度聴きたい曲。」


そう書いてあった。ちょっと呼吸が止まった。涙までは流してないけれど、ちゃんと届いてる人がいる事を、なんとか思い出した自分がいた。


こういう一言が、ミュージシャンの寿命を10年くらい伸ばしてくれる。なんて事ない一言かもしれないけれど、これ以上の良薬は無いと思う。これを見て、悔しいけど、また曲を作る気になった。曲を作り続ける覚悟が、勇気が、また顔を上げた。


そしてまた今日も曲を作っている。明日も。死ぬまで作っている。素晴らしいサビもね。


キティ時代の音源はサブスクにも無いから、こういう弾き語りがあるのは助かるね。片貝君が店長やってた、たかのやだな。これは。この曲のシンプルなサビは、自分でも気に入ってます。