ゴミ

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昔はこの日記もあった事を全て書こうとしていた。でも全てを書くなんて不可能だし、全てが必要なわけではない事に気付いてから、要らないものは極力捨てるようになった。


この日記、ブログは誰かの為に書いてるわけでは無く、自分の頭の中を整理して、自分を理解する為に書いている。だったらそれは人に晒す必要は無いのでは?とも思うけど、結局誰かに読んでもらわないと、頭の中をトレースするなんて面倒な作業は出来ない。音楽が聴き手がいないと成立しないように、表現というのは、必ず誰かを必要とする。自分の為に作ってるんだ!と言っても必ずそうなる。これはもう雨が降るように、太陽が昇るように、誰かが不倫したら、くだらない人が大騒ぎするように、避けられないものなんだと思う。


本当に必要なものは何なのか。結局それに尽きるなと思う。音楽は勿論、生活、人間関係に至るまで、不要なものを放置しておくのは危険だ。ゴミは捨てないといけない。でも、何が不要なのかを見分けるのは難しい。なのでちょっと臭いくらいのゴミならば、見過ごしてしまう所が人間にはある。でも、それをゴミだと思っているなら、まず捨てるべきだ。ゴミに囲まれると、人間は自分がゴミなのか?と不安になり、ゴミなんだと思い始める。でもそれがゴミとは思えないなら、とりあえず置いておく事になる。ゴミではないなら、捨てられない。


そうやってゴミ屋敷は出来ていくのかな?と思う。難しいよ、ゴミの見極め。いつもサウンドアレンジの見極めでもそんな気持ちを味わってるし、こんな日記を書いても感じている。まず俺の書く曲がゴミかもしれないし、こんな文章がゴミかもしれない。ゴミの言う事なんて聞かなくて良い!って誰かが叫んでる気がする。でも、やっぱり今日もこんな文章を書いている。今日も音楽を作っている。


多分、ゴミかどうかは自分では決められない。誰かが決める事。だから今日もやるべき事をやり、ゴミ、もしくは宝石だらけの部屋で叫んでいる。宝の山である事を盲信して。53歳、ゴミの年齢になったってね。